お金がないはずの韓国、ポーランド新空港に800億円を投資 ⇒ 「本当に投資が実行されるか不透明」との声
韓国の仁川空港はポーランドの新空港に約8,000億ウォン(約815億円)を投資する計画だが、投資額の回収が不透明であることが指摘されている。新空港の運営権を確保できず、株主配当金に依存する事業構造であるためリスクが高いとの声がある。また韓国開発研究院(KDI)の事業性に関する中間結果では、新空港の事業性が低いとの結論が出ていることが確認された。 ポーランド政府は新空港をハンガリーやチェコなどを含む中東部欧州のハブ空港に育成する計画で、欧州連合(EU)の資金が支援される高速鉄道網もつながる予定である。仁川空港は戦略的投資家として参加し、12.5%の持ち分を確保する予定であるが、投資回収は株主配当金に依存することになる。 ただし投資額の回収が不透明だという指摘があり、ポーランド新空港が当初の計画通りに成長する最上のシナリオが実現しなければ回収が困難になる可能性がある。また、仁川空港の見積もりに対して、KDIは新空港の旅客需要が過度に多いと指摘している。 仁川空港は、KDIが新空港の需要を保守的に計算したとして追加の資料を提出する方針であるが、予備妥当性調査の結果がどのようになるかは未知数で...