中国スマホメーカーの業績崩壊 純利益-61.4%暴落

thumbnail image中国の大手スマートフォンメーカーシャオミの業績が、スマートフォン市場の世界的な低迷により圧迫されている。シャオミは2022年の売上高が約5兆3258億円で前年比14.7%減少したことを発表した。調整後純利益も61.4%減少し、約1620億円となった。 業績悪化の原因として世界的な景気減速、インフレの加速、為替レートの大幅な変動、ロシアのウクライナ侵攻、新型コロナウイルスの流行などが挙げられる。また2022年には半導体の供給が過剰となり、スマホメーカーの在庫が急増した。市場調査会社カナリスのデータによれば、2022年の世界のスマホ出荷台数は前年比12%減の12億台で、2014年以降の最低水準に落ち込みた。 しかしシャオミは2022年のスマホの世界市場で約13%のシェアを獲得し、サムスン電子(約22%)とアップル(約19%)に次ぐ第3位を維持した。シャオミのCFOは、在庫の圧縮が順調に進んでいると自信を示した。 今後のスマホ市場の見通しについてシャオミ総裁は短期的には慎重な見方をしつつ、中期的な需要回復に期待感を示した。彼は「2023年前半のスマホ市場は前年割れが続くだろうが、年後半には大幅な好転が見られるよう望んでいる」と述べた。 コメント欄では以下のような意見があった。 ・スマホが5G対応になってから電池の消費が増え、壊れやすくなった。4Gスマホを使い続ける人も多い。 ・ほとんどの人がスマホを持っており、新規の顧客が少なくなっている。今後は買い替えがメインになり、スマホよりも魅力的な新製品が登場する可能性がある。 ・スマホのスペックが高くなり、買い替えのペースが遅くなっている。シャオミも今後フラッグシップモデルで勝負していくことが予想されている。 ・ロシア市場ではシャオミのスマホが売れる可能性がある。 (黒井) 中国シャオミ「世界スマホ不況」が業績直撃の深刻 https:/…

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