1970年代にソニーとフィリップス(蘭)が共同開発し、1980年代初めに製品化された記憶媒体である「CD」。開発にあたり、量子化ビット数、記録時間、ディスクサイズの面で両社の間で意見が対立したのですが、量子化ビット数は21世紀を見据えた16ビット案、収録時間はベートーヴェンの第九が収まる時間案、サイズはその第九が収まる12cm案と、いずれもソニーの提案が通っています。1990年代に世界を席巻したCDですが、ストリーミング配信などの影響で減少傾向に(22年、米国ではCDよりレコードの方が多く売れた)。その中で、今でも唯一CDが売れてる国が日本だとして、英経済誌「エコノミスト」が特集記事を配信。日本でCDがなおも現役であり続けている理由として、以下の2点を挙げています。◉価格統制 1953年にメーカーが小売価格を決定できる、 再販売価格維持(再版制度)が採用され、 音楽会社はこの独占的な力を利用して現状を維持出来た。 また、日本のレコード会社は所属アーティストに対し、 ストリーミングに参加しないよう要請していた。◉アイドル文化 イベントでアイドルに会う権利を手に入れるため、 一部のファンは複数枚のCDを購入する。なぜ日本では今もCDが売れるのか。外国人から様々な意見が寄せられていましたので、その一部をご紹介します。「日本は傑作の宝庫だ」 日本の音楽が米国のヒップホップに与えた影響の大きさが話題に…
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