韓国政府「福島原発汚染水処理、G7の共同声明と我々の最終結論は異なる」

thumbnail image韓国政府は、G7が日本政府の福島原発処理水に対する取り組みを歓迎する声明を発表したことについて、安全性に関する最終結論とは別だとして従来の立場を再確認した。韓国政府は「科学的かつ客観的に安全で、国際基準に合致しなければならない」という立場を維持している。 G7の共同声明では「原子炉廃炉作業の着実な進展、科学的証拠に基づく国際原子力機関(IAEA)との透明な取り組みを歓迎する」と表明した。韓国政府はこの声明に対して「IAEAのモニタリングタスクフォースが検証中の日本の汚染水海洋放流計画の安全性に対する最終結論とは別」と前提した上で、G7がIAEAの独立した検証活動の重要性を強調する流れで発表されたと理解していると述べた。 また韓国政府は福島原発処理水に対する従来の立場を引き続き強調し、大統領室は先月「大統領は首脳会談期間中に日本側関係者と会った席で福島汚染水に対しては客観的かつ科学的な方式、国際基準に合致する検証、その過程で韓国専門家が参加しなければならないという3つの条件を明確にしたことをお知らせする」と立場を明らかにした。 日本政府は今年福島原発の処理水を海に放流する方針を発表しており、IAEAは放流前に検証結果を出す予定である。 コメント欄では以下のような意見が並んだ。 ・日本はIAEAと協議を進め、韓国民の意識が変わらない限り正常な外交は無理。両国関係を正すためには日本の毅然とした対応が必要。 ・日本側は海水の測定結果を公表すべき。対比結果を公表しないのは不思議。 ・韓国が自国の汚染水濃度を公表してから言ってほしい。福島の処理水は南太平洋に向かって流れるので、韓国沿岸には到達しない。 ・処理水の放出については、IAEAやG7、韓国の専門家も科学的見地から評価している。政府や東電は粛々とやるべきことをやればよい。 ・既に国際基準に合致しているので、これ以上の講義は不要。…

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