3月25日にタイの人気歌手が韓国でコンサートを開催したが、その際会場を訪れた観客の中に不法滞在のタイ人ファンが多数紛れていたことが分かった。韓国警察によって一斉摘発された。 朝鮮日報によるとタイの人気歌手アーム・チュティマは「自分のコンサートで逮捕者が出て申し訳ない」とTikTokで謝罪し、予定された公演をすべてキャンセルして帰国した。 一斉摘発された不法滞在者の人数は158人にも及び、大半がタイ人で数人ラオス人といった状況だ。不法滞在者を雇用していたと思われる韓国のナイトクラブに関しても同様に聴取が実施されるという。 チュティマは「韓国にいる全てのタイ人を応援する。疲れたら休んで。タイの家族があなたを待っている」と含みを持たせる一言を加えた。タイ人の不法滞在者が多数韓国に住んでいることを認識しつつも、それを韓国に謝る必要はないと考えたようだ。 韓国ではタイ人のみならず外国人の不法滞在が度々問題になるようだが、不法滞在者の足元を見て安月給でこき使おうとする韓国側の経営者にも原因があるものと考えられる。少なくとも他国の過去の歴史をほじくり返して、史実と異なる「強制徴用」などと批判できる立場にないのは確かだ。(黒井)…
このサイトの記事を見る