すり潰したトウモロコシの粉にラード等を混ぜた生地に、鶏肉や豆などを入れて蒸し上げる、メキシコの伝統料理「タマレス」。メキシコでは祝日の2月2日にこのタマレスが食べられるのですが、当日にタマレスを用意し、周囲の人たちに配るのは、1月6日の「東方三博士の日」に食べるロスカというパンの中に、赤ん坊のイエスを模した人形が入っていた人だと決まっています。今年”当たり”を引いたという福嶌教輝駐メキシコ日本大使は、日本大使館の近くで清掃作業を行っていた、エッセンシャルワーカーの方々を中心にタマレスを渡すことに。その際には日本大使である事を告げた上で、「あなた方が掃除をしてくれているおかげで、いつも清潔です」「いつも掃除をしてくれてありがとうございます」などと感謝の言葉を伝えながら、タマレスをプレゼントしています(途中「みんなタマレスを受け取ってくれるだろうか」と、 福嶌大使がスペイン語で2度不安を呟く場面も)。大使の優しくおおらかで、メキシコの文化を尊重し、そして偉ぶらない振る舞いが大きな話題となり、大手政治専門メディア「Político MX」の投稿には、1日で5000以上のコメントが寄せられるなど大反響を呼んでいます。現地の反応一部をご紹介しますので、ごらんください。「日本が凄過ぎるだけなのに…」 日本の鉄道にハマってしまった駐日米国大使を米メディアが特集…
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