今回は日本神話の序盤、イザナギとイザナミ、そしてアマテラスとスサノオの物語をまとめた投稿からです。要点ながら若干長くなりますが、日本神話の序盤が大まかに理解出来るはずです。・元々世界は天地が分かれないカオスの状態だったが、 その中からイザナギとイザナミが誕生した。 2人の使命は、天沼矛を用いて世界の全てを創造する事であり、 オノゴロ島(現在の淡路島周辺という説も)を作った。・2人は何度か失敗を重ねながらも、日本列島を創造した。 その後イザナミは神々を生み出すのだが、 火の神である「かぐつち」を生む際に命を落としてしまう。・悲しみに暮れたイザナギは、イザナミに会いに黄泉の国へ。 暗がりの中でイザナミを発見し、戻ってくる事を懇願。 イザナミは黄泉の国の神と会い、出られるよう交渉に。 その間、絶対に姿を見ないでとイザナギに頼んでいたが、 結局イザナギは待ちきれず、灯りをつけてしまう。 そこには変わり果てたイザナミの姿が。 恐怖を覚えたイザナギは逃げ出すが、 それに激怒したイザナミは軍勢とともにイザナギを追跡。 イザナギは命からがら逃げ出し、巨石で出口を塞いだ。・黄泉の国から戻ったイザナギは自分を不浄に感じ、水辺で禊を行う。 最後に顔を洗った際に右目からはアマテラス(太陽神)が、 左目からはツクヨミ(月の神)が、 そして鼻からスサノオが誕生した。・アマテラスは天(高天原)を、ツクヨミは夜の国を、 衝動的な性格を持つスサノオは海原を治める事に。 ・まだ昼夜の区別がなかった時代のある日、 アマテラスは食べ物の神「ウケモチノカミ」から宴会に招待される。 宴会には代わりにツクヨミが出席するのだが、 口や鼻から様々な食べ物を生み出すウケモチノカミの姿を、 ツクヨミはおぞましいと感じ、切りつけてしまう。 この件を機に昼(アマテラス)と夜(ツクヨミ)は、 二度と交わる事がなくなったのだった。・ス…
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