4月23日、南シナ海・南沙諸島(スプラトリー諸島、Spratly Islands)沖で、中国海警局の船がフィリピンの沿岸警備隊の船に急接近し、衝突寸前となる事件が発生した。 この事件に対し、米国務省はフィリピンのフェルディナンド・マルコス(Ferdinand Marcos)大統領の訪米を控えて声明を発表し、中国に対して南シナ海での「挑発的行動」を中止するよう呼びかけた。 声明において、米国務省のマシュー・ミラー(Matthew Miller)報道官は、中国が行ったこの「嫌がらせ・威嚇」行為を非難し、中国に対して挑発的で危険な行動を中止するよう求めた。また、フィリピン軍が攻撃されれば米国も対応することになると警告した。 フィリピンのマルコス大統領は5月1日にワシントンを訪れ、ジョー・バイデン(Joe Biden)大統領と会談する予定である。この声明は、フィリピンと米国が中国に対して団結し、南シナ海での中国の挑発行動に対処することを示すものとなった。 23日の事件では、フィリピン沿岸警備隊の巡視船が南沙諸島のセカンド・トーマス礁(中国名・仁愛礁)付近を航行していたところ、中国船に進路をさえぎられ、衝突寸前の事態になっていた。AFPのジャーナリストも別の巡視船からこの様子を目撃していたとのことである。 コメント欄では以下のような意見があった。 「中国の挑発行動に若い世代は武力衝突、戦争などしたくないと思っている。政治は50代までの人に任せ、60代以上は引退する世界共通のルールが出来ればいいんだけどね。」 「国際法を遵守するしないに該当するが、物事、それでは解決しない。」 「同盟国 日韓台比の力の結集が不可欠だと思う。加えて東南アジア諸国の協力がなければ止められないだろう。」 「中国を遣りたい放題に増長させてしまった、報いは何倍にもなって我々に跳ね返ってきている。」 「中国共産党組…
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