韓国の通貨ウォンが不安定な状況に陥っていると分かった。4月10日時点で1ドル=1,321ウォン台となっていて、節目の1,300ウォンより安いどころかここ1カ月の最安値を更新してしまった。 愛国日報こと中央日報によれば、景気後退への懸念からドル高の勢いは鈍化したものの、ウォンに対してのみは強さを見せている。3月のシリコンバレー銀行破綻により安値水準に落ち、その状況が続いている。 韓国にとって1,300の壁を突破することは「経済危機のバロメーター」に相当するようだ。今後数カ月で韓国経済の危機が起こり得るということだ。 世界の主要通貨でドルに対して下落しているのはウォンだけだと分かった。ユーロは2.3%、人民元は0.9%、台湾も0.2%ドルに対して上昇した。ところがウォンだけは-1.7%下落したのだ。 ここ最近の半導体産業の不調や中国のリオープニング効果の遅れ、原油価格上昇など複数の要因がウォン売りに繋がっていると愛国日報は推測している。韓国経済の構造が限界に達していることの表われと言える。 コメント欄では「韓国はかなりドルを燃やして外貨準備高が台湾より少なくなった」「1,200がラインと言われてたのに、いつの間にか1,300を超えていた」「国に信用がないから」と痛い部分を指摘する意見が多かった。(黒井)…
このサイトの記事を見る