ロシアのペスコフ大統領報道官の長男ニコライ(33)が、偽名でワグネルの戦闘員になり半年間ウクライナで戦闘に参加したことが分かった。露大衆紙「コムソモリスカヤ・プラウダ」とのインタビューで明らかにした。 読売新聞によるとニコライは作戦参加について「自分の責務だと思った」などと強調している。ワグネル創設者のプリゴジンもニコライが砲兵として参戦したと主張し、その際の動画がSNSに投稿された。 だがその話は真実性に欠けるとの指摘もある。ニコライの愛車が戦場でないロシア国内で交通違反で摘発された、ニコライを戦場で見たことがないとのワグネル戦闘員の証言があった。 この話の背景には、ロシア正規軍への徴兵を避けたいという思いがある。ニコライは「私は報道官の息子だ」などと話しながらワグネル戦闘員として参加したかのように見せかけることで、徴兵への圧力を避けようとしていた可能性がある。 ニューズウィークでは「プリゴジンも口裏合わせに協力した」と書かれていた。ロシアの特権階級ボンボンが徴兵を忌避する口実として従軍話をでっち上げたが、ニコライの所有するテスラが交通違反の罰金を科された。ロシア車でなくテスラ、である。 コメント欄ではロシアの戦争に関する疑問が寄せられた。戦う価値のない戦争をさせられているならば、その理由がない。ワグネルならば正式な記録が残らないことを利用している可能性もある。 ウクライナが2月にモスクワの攻撃を計画していたが、米国に自制を要求され取りやめていたことが分かった。米空軍の州兵が流出させた機密文書で明らかになった。 時事通信によれば、米政府はもしモスクワを攻撃すれば独裁者プトラーの核兵器使用を誘発しかねないと判断し自制を求め、ウクライナは「計画の延期に同意した」。だが計画が中止になったかどうかまでは明らかにされていない。 攻撃対象はモスクワの他にロシア黒海艦隊の一部がいる港湾…
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