ロシアのワグネル創設者「もう無理。前線から撤退する」

ワグネル創設者のプリゴジン氏は、ロシアの民間軍事会社であるワグネルがウクライナ東部ドネツク州の要衝・バフムトから撤退する可能性を示唆した。その理由は、ロシア軍からワグネルへの弾薬供給が滞っていることにある。 プリゴジン氏は、ショイグ国防相に最後通牒を送り、28日までに問題が解決されない場合、ワグネルは前線から撤退すると明言した。また、彼は「ワグネルは間もなく存在しなくなる」とも述べた。 この発言は、ウクライナ軍の大規模な反撃が起こることを予見したものであり、彼はそれが遅くとも5月15日までに開始されると警告している。彼は、ロシア軍が苦境に追い込まれることを懸念しており、特別軍事作戦の終了を呼びかけるなど、自身の立場を表明している。 プリゴジン氏は、ワグネルの弾薬不足が解決されなければ前線から撤退すると表明したことで、ロシア軍に対して圧力をかけている。彼の発言がどのような影響を与えるかは不明であるが、ワグネルの撤退はロシア軍にとって重大な打撃となることが予想される。 コメント欄では以下のような意見があった。 「ワグネルが占領しているバフムトの維持には相当な弾薬が必要であり、兵員も補充されず、観測気球をあげているのではないかと考えられる。ウクライナの反攻は、バフムトを兵糧攻めにする戦術が取られるかもしれない。」 「ワグネルは元々金目当ての傭兵組織であり、現在は自前で武器弾薬を調達することが困難になっている。プリゴジン氏の撤退発言は、ロシア軍側に責任転嫁しながら、実際にはワグネルの財布が厳しくなっている実情を示しているかもしれない。」 「プリゴジン氏の発言は、軍との主導権争いがあって、軍をワグネルに従わせないと戦争は勝てないという大統領に対してのアピールだと考えられる。プリゴジン氏は、軍のトップになってしまったら大統領の意向ですげ替え可能な隷属する立場になってしまうため、独自の力…

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