韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が、米国議会での演説で、6・25戦争で米軍と中国軍が戦った「長津湖の戦い」について、「奇跡」と表現したことに対し、中国側が反論した。 中国外交部の報道官は、「長津湖の戦い」は中共軍の勝利であり、「米軍2万4000人を含む合計3万6000人を倒した」と主張した。 さらに、米第8軍のウォーカー司令官の死亡やアチソン国務長官の敗退にも触れ、「事実上米国が始めた戦争」という中国の歴史観を示した。 「長津湖の戦い」は、米海兵隊第1師団が中共軍の7個師団に包囲され、全滅の危機に直面した際、包囲を突破して撤収したプロセスを指す。 尹大統領は、米議会での演説で、「米海兵隊第1師団は長津湖の戦いの際、12万人に上る中共軍の人海戦術を突破する奇跡のような成果をあげた」と述べた。 しかし、中国側は、この戦いが中共軍の勝利であり、多数の米軍兵士を倒したと主張した。 このような反論は、北朝鮮の侵攻から始まった6・25戦争を「米国が始めた戦争」とみなす中国の歴史観に立脚していると解釈できる。中国が6・25戦争を「抗米援朝戦争」と呼ぶことからも、中国は6・25戦争を「米国に対抗して北朝鮮を支援した戦争」と考えている。 尹大統領「長津湖の戦いは奇跡」発言に中国が反論 「数万人の米兵を殲滅」 https://news.yahoo.co.jp/articles/05136b9b1a183adf42de095f7dcaa172fed6e178…
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