韓国の出生率は2022年に0.78という驚くべき低さになり、OECD加盟国の中で最低の数値を記録している。韓国の少子化の原因として高い住宅価格や教育費が指摘されるが、より根本的な原因は「男女関係の悪化」にあるとされている。 現地で行われたインタビューを通して、以下の4つの理由が女性たちが男性と結婚や子作りを避ける要因として挙げられている。 1. 非恋愛、非行為、非婚、非出産という4つのNo運動への参加 2. 父親からの虐待経験や家母長制の家庭での生活 3. 性的指向やスタイルに対する男性からの圧力や評価 4. 経済的な理由や社会的な圧力 韓国政府は少子化対策として、産休の拡大や出産時のボーナス増額、新婚夫婦への住居補助などの政策を実施しているが、これまでのところ効果は見られていない。 韓国社会では急速な経済発展とともに進まない社会の変化が少子化問題の根底にあると考えられている。今後韓国政府は男女関係の改善や女性の意識の変化に対応した対策が求められるだろう。 コメント欄では以下のような意見が並んだ。韓国と同じ道を歩んではならないと言える。 ・日本も同じ問題を抱えているが、韓国のように女性がNOを言い始めるのも時間の問題だと感じる。政治や社会が古い状態を維持しようとするため、女性の負担が増えている。 ・友人は非婚志望で、経済的・精神的負担を避けるために専業主婦にもなりたくないと言っている。自分の生活費は自分で稼ぐことが一番安心できると考えている。 ・韓国では対立が常にあり、意見が一致しない。反日教育や国内政治においても対立が日常である。 ・韓国で女性に兵役を課すべきかという議論が起きた際、フェミニスト側はその議論自体が女性嫌悪だと言って反論。北欧では女性にも兵役があり、権利と義務のバランスが取れているが、韓国や日本ではフェミニスト側に義務や負担を避ける勢力が多い。 (黒井) 韓…
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