今回はオーストラリアの公共放送局「ABC News」が配信した、日本のソフトパワーの世界的な人気の高まりに迫る、「ハリウッドを超えろ。アニメや漫画は爆発的成長を遂げている」と題された記事からになります。「暗いディストピアからコメディ、青春物語、恋愛、友情、 その間にあるものまで、日本の作品の世界には全てがある。 そして世界の若者たちにとってそれらは、 ますます重要な存在となっているのだ。 しかし、例えば『ワンピース』のような人気作品にも、 生々しい暴力的な表現などが含まれる事もある。 3児の母親であるダニー・リンチは、 アニメに夢中な9歳の娘ゾーイに適したアニメを判断する際、 同様にアニメに夢中なゾーイの姉を頼りにしている。 一番夢中になっているのは『僕のヒーローアカデミア』だ。 アニメや漫画は何十年も前から存在しているが、 1990年代に『AKIRA』がアングラから抜け出し、 欧米でじわじわヒットした事が大きな話題となった。 30年前は映画館で日本のアニメに賭けるのは勇気がいったが、 現在のアニメファンは自宅にいながら数千もの作品を、 ストリーミングサービスで観る事が出来る 日本のアニメの人気が世界的に急上昇しているのは、 このストリーミング配信が大きな要因となっている。 アニメ配信サイト『Crunchyroll』のGM、 ディーン・プリンク氏はアニメの爆発的な成長について、 『配信までの期間が短くなっている』点を挙げ、 『日本で放送された1時間後に豪州で配信している』と説明した。 またヒットする作品を予測するのは難しいとした上で、 『『鬼滅の刃』は昔の時代の話にもかかわらず大ヒットした。 観客の好みは常に進化し、良作は受け入れられる』と述べる。 映画業界データベース『The Numbers』は、 2020年度の世界最高興行収入を記録した作品として、 日本のアニメ『鬼…
このサイトの記事を見る