今回は、1831年創刊のオーストラリア最古の新聞、「シドニー・モーニング・ヘラルド」が配信した、「オーストラリアが日本から取り入れるべき10の事柄」と題した社説からになります。早速ですが、以下が「10の事柄」になります。1. 他者に対する敬意 日本の人々は自身の行動が他者に対して、 どのような影響を与えるかを非常に気に掛ける。 そのため電車内ではマナーを守り、身なりもきちんとしている。 だからこそ日本での体験は平和で安全で楽しい。2. 品質に対するこだわり 日本語には「kodawari」という言葉がある。 「完璧へのあくなき追求」という意味であり、 日本社会全体に浸透している考え方だ。3. 室内では靴を脱ぐ 簡単なことだが、良いことだ。 人の家に入る前に靴を脱ぐことは、敬意を表し、 リラックスした雰囲気を作り出せる。4. 鳥の鳴き声の音響装置付信号機 私たちの忙しない電子音楽よりもずっと癒される。 ついでに電車の発車メロディーも輸入できないだろうか? 5. 超高速鉄道(新幹線) 公共交通機関については何度も触れてしまうが、 それは日本にいる時に感じる顕著な違いだからだ。 日本を離れる多くの親日家たちにとって、 この事実は大きなフラストレーションとなる。6. デパ地下、自販機、コンビニ等、食へのアクセスの良さ 日本でお腹が空くことはない。 美味しいものを食べる場所に困ることもない。7. 「美」を尊重する精神 日本ではマンホールでさえ芸術作品となる。 私からすると日本におけるマンホールは、 最も無害なものでさえ美しく見せたいという、 日本の人々の願望や情熱の象徴なのだ。 そしてこの美に対する精神は、和紙、食器、カトラリー、 日本庭園、日本建築やインテリアデザインにも見られる。8. 温泉文化 豪州は日本ほど多くの温泉が湧き出ているわけではないが、 日本と同じようにこの習慣が持て…
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