陸上自衛隊のヘリコプターが消息を絶ち、現場海域での捜索活動が続けられている。政府関係者への取材によると、見つかった機体の主要部が三つに割れていることが判明した。このことから、機体に横方向の強い衝撃が加わった可能性があるとされている。 この事故は、沖縄県の宮古島周辺で起きた。陸上自衛隊の隊員10人が乗ったヘリコプターが、6日にレーダーから消えた後、海底で発見された。海底での捜索活動が行われ、機体と隊員の一部が発見されたが、5人の死亡が確認されている。残りの5人の捜索は続けられている。 政府関係者によると、海底で見つかった機体の主要部は大まかに三つに割れていたとみられている。機体が3分割している場合、操縦士の乗るコックピットや、客室部分にあたるキャビン、後方部分のテールに分かれている可能性があるとされている。 ヘリコプターなどの航空機は縦方向の衝撃には強いが、横方向の衝撃には弱いとされており、この事故でも横方向に強い衝撃が加わったことが原因と考えられている。 この事故に対して、防衛省が民間船舶による引き揚げ作業を依頼しており、28日には民間船舶が現場海域に到着する予定である。早ければ29日には、機体の引き揚げ作業が始まる見通しとなっている。 コメント欄では以下のような意見があった。 ・回収された機体から詳細な情報が得られ、フライトデータレコーダーが回収されることで墜落原因の究明が図られるだろう。 ・予想では、ローターが故障して機体が回転し、操縦士が空間認識を奪われて救難信号を出せなかったため、横に向いて海面に叩きつけられたのではないか。 ・軍事専門家や元同型機パイロットによると、この種のヘリはとても頑丈であるため、機体が3つに分裂したことに疑問。 ・周辺海域の視察のためにフライトしていたため、機体をバンクさせたことでバランスを崩して墜落したのではないか。 ・機体が横から海面に叩…このサイトの記事を見る
陸自ヘリ墜落で機体が3つに分裂していたことが判明 横方向から衝撃か
