中国経済や安全保障のニュース速報まとめ 反スパイ法改正など 4月26日

thumbnail image中国上海のモーターショーでBMWが外国人限定のアイスクリーム配布を実施したことで、中国人の怒りが収まらない事態となっている。ANNニュースによれば中国では「アイス事件」として大きく報道され、不買運動まで起きているようだ。 BMWのボンネットに「ドイツへ帰れ」などとスプレーし、アイスクリームが投げつけられる事態も発生している。江蘇省のある企業では「BMWを保有する社員は売却の誓約書を書け。さもなくば解雇する」との通知が出された。 コメント欄では中国政府による仕込み、やらせじゃないかと議論されていた。ドイツ企業が親中のメルケル時代から方向転換して中国に不都合な存在になったのが背景にあるという。一方で「アイスくらい買えばいい」と揶揄する意見もあった。 中国勢が目立っているとされる今回の上海モーターショーだが、逆の見方をすれば「外国車メーカーの排除」ともとれる。中国もやがてロシアのように自国製の自動車だけが販売される国になっていくのかもしれない。 中国共産党系の光明日報で論説部副主任を務めていた董郁玉氏(61)が3月、スパイ容疑で拘束されていたことが分かった。朝日新聞によれば在中日本大使館員との昼食中に拘束された。 同副主任は改革派の人物として知られ、NYタイムズなど外国の報道機関に寄稿した経験も持つ。日米のジャーナリストや研究者、外交官などと親交を持っていたことが習近平指導部に都合悪いとみなされた可能性がある。 中国で反スパイ法修正案が4月26日にも通過する見通し。韓国の愛国日報こと中央日報によれば、中国に進出した外国人や外国企業に対する適用事項が増える恐れがある。 反スパイ法修正案では新たに「サイバースパイ行為」を追加して、摘発対象を拡大することにした。具体的には「スパイ組織とその代理人が施行したり、他人に施行を教唆あるいは資金を支援し、または内外の機関・組織・個人と結託して国…

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