韓国のサムスンが先日1-3月期の決算を発表し、営業利益が前年同期比-96%激減の600億円だと明らかにした。 朝鮮日報によれば、サムスンの営業利益が1,000億円を割り込んだのは2009年1-3月期以来14年ぶりだという。 またSKハイニックスに関しても今月末に決算発表が予定されているが、4,000億円規模の赤字が想定されるようだ。サムスンと異なり半導体以外の事業がないから、そのまま会社全体の赤字になる。経営危機に等しいと言える。 半導体は韓国製造業の10%、輸出の20%を占めているとも言われる。その業界の1位と2位が揃ってこの10年経験しなかった危機に陥っている。リーマンショックにも等しい事態と言える。 朝鮮日報は「こんな状況なのに重大災害処罰法など反企業的な政策で追い打ちをかけるな」と提言しているが、企業経営のミスを政府に転換しようとする浅ましさが透けて見える。先見性のない韓国財界にこそ問題があると考えるべきだろう。未だに全体の40~50%の工場を中国に置いてる時点で何も分かっていない。(黒井)…
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