韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が中国の習近平国家主席の年内訪韓を希望するメッセージを伝えたことに対し、中国外交部は「提供できる情報はない」と明らかにした。 中国外交部の毛寧報道官は、4月26日の定例会見で習主席の訪韓関連の質問に対して、「中国と韓国は各自の懸念と敏感な問題を適切に処理することなどを含めて両国関係の健全かつ安定した発展を追求するために疎通を維持している」と答えた。毛報道官はさらに、「あなた(記者)が提起した高官交流に対しては提供できる情報がない」と明らかにした。 駐中韓国大使館によると、韓国の鄭在浩(チョン・ジェホ)駐中大使は4月24日、北京人民大会堂で習主席に尹大統領から受けた信任状を制定しながら「習主席の年内訪韓を通じて韓中高官交流が活性化することを期待している」という尹大統領のメッセージを伝えたと報告されている。 尹大統領と習主席は昨年11月に主要20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)出席を契機にインドネシア・バリで初めての首脳会談を行いた。その後、昨年12月に韓中外相のオンライン疎通などを機会に韓国は習主席の訪韓招待に対する意思を伝えていたと報じられている。 毛報道官がこの日の質疑応答過程で「各自の懸念」と「敏感な問題」に言及したのは、最近尹大統領がロイター通信とのインタビューで「力による台湾海峡の現状変更反対」を表明し、それに対して中国が「口出しを許さない」として反発した状況を念頭に置いたものとみられる。 コメント欄では以下のような意見が並んだ。 「尹氏が台湾問題について言及し、中国側が反発する状況を念頭に置くと、中国側も対抗心メラメラになるだろうね」 「中国からすれば自分達が下に扱われてる様になるし、台湾海峡の問題にも言及してるから、訪韓が実現するのはかなり難しいと思う」 「米国に寄りすぎるな。とした現れだろう。又、中に対する隣国民衆世…
このサイトの記事を見る