韓国ウォンが下落し今年の最安値を更新し1ドル=1,330ウォンを突破した。これは、輸出減少など「経済ファンダメンタルズ」が良くない状況で、対外経済変数に為替市場が敏感に反応していることが原因とされている。特に対外経済指標が発表されるたびに為替市場が敏感に反応し、ウォン安ドル高が進んでいる。 韓国の経済ファンダメンタルズが弱まっている原因の一つに、昨年からの貿易赤字が挙げられる。また中国の「リオープニング(経済活動再開)」効果が予想より遅れていることや、国際原油価格の再上昇の可能性も韓国ウォンにとって負担となっている。 今後の見通しは明るくなく、韓国の輸出反騰に時間がかかる可能性が高いとされている。また韓国銀行が政策金利を引き上げることができず、過去最大水準に広がった米韓の金利差も問題となっており、ウォン安ドル高がさらに進む可能性がある。 国際原油価格の上昇も韓国にとって大きな負担となる。ウォン安ドル高が続くとエネルギー輸入負担が増え、貿易赤字も膨らむからである。今後中国の需要回復などにより国際原油価格が上昇する可能性が高く、これによりエネルギー輸入額や貿易収支に直接影響を与えることになる。 コメント欄では以下のような意見があった。 ・日本はこの国と通貨スワップを結んではいけない。 ・ここの国は一時期、基軸通貨になれると豪語していたが、通貨危機に瀕している。これからも自力で頑張ってほしい。 ・米国の利上げがあるとキャピタルフライトが起こり、ウォン安が進む。これはアジア通貨危機と同じ構図だ。 ・日本はこの国と通貨スワップを結ぶべきではない。彼らがかつて豪語していた基軸通貨になれるという自信を思い出してほしい。 ・この国の外貨準備高は台湾より少ない。ウォンをドルに両替できない状態が近づいている。 ・韓国によれば通貨スワップは日本側からお願いしないといけなかったはずだが、お願いする…
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【速報】韓国ウォン今年の最安値割り込む 1ドル=1,330ウォン突破
