北朝鮮は13日に弾道ミサイルを発射し、当初は北海道に着弾すると予測された。これにより初めての破壊措置(迎撃ミサイル発射)が実施される可能性があったが、最終的に日本領域への落下はなく迎撃は見送られた。北朝鮮の技術向上により、ミサイルを実際に撃ち落とすことは困難との見方もある。 日本のミサイル防衛(MD)態勢は、早期警戒衛星やレーダーを使用して弾道ミサイル発射を探知・追跡し迎撃ミサイルで撃ち落とす仕組みである。日本に落下すると判断された場合、海上自衛隊イージス艦のSM3迎撃ミサイルと航空自衛隊のPAC3地対空誘導弾パトリオットミサイルで迎撃を行いるが、これまで迎撃した例はない。 北朝鮮は最近多種多様なミサイル発射を繰り返しており、移動式発射台や潜水艦発射弾道ミサイルの実験も行っている。これにより迎撃の難度が増している。 自民党の防衛族議員は「北朝鮮の技術向上によりMDで100%迎撃できる確証はない」と認め、岸田政権が敵基地攻撃能力を持つことを決定した理由の一つとしている。また「最悪のケースも想定し、国民は事前の訓練で自分で自分の身を守ることが必要だ」と述べている。 コメント欄では以下のような意見が並んだ。 ・反撃能力が不可欠であり、防衛措置だけでなく、相手に攻撃させない拒否的抑止力を示すためでもある。だが中国と北朝鮮のミサイル技術が向上しているため、探知・追跡・迎撃が困難になっている。 ・日本のミサイル防衛態勢が万全でないことを自覚する必要がある。 変則軌道やロフテッド軌道ミサイルの迎撃は無理であり、移動式発射方式では反撃すべき地点が判断できない。 ・正しい情報を伝えることが重要であり、攻撃能力を持つか、核を持つかなどの選択肢がある。国防について国民投票も必要であると考える。 ・北朝鮮や中国のミサイル技術が向上し、迎撃が難しくなっている。防衛力整備の在り方を見直し、相手の武器技…
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