米国の財務長官であるイエレン氏は、米国が連邦債務上限を引き上げずにデフォルト(債務不履行)に陥った場合、「経済的大惨事」が引き起こされ、何年にもわたり金利が上昇する可能性があることを警告した。 イエレン氏は、講演原稿で、デフォルトが起こった場合、雇用喪失が発生し、住宅ローン、自動車ローン、クレジットカードなどの支払いで家計の負担が増加すると指摘した。 そのため、31兆4000億ドルの債務上限を引き上げることは、議会の「基本的な責任」となる。もし引き上げられなかった場合、経済や金融に関する大きな混乱が生じる可能性があると述べた。 このような事態が発生すると、米国だけでなく世界経済に大きな影響が出ることも予想される。そのため、米国の政治指導者は、連邦債務上限引き上げの重要性を認識し、早急に対応する必要がある。 コメント欄では以下のような意見があった。 「米国の債務上限引き上げが金融緩和となりドル安、不動産価格高騰につながる可能性がある。このため、米国のインフレの波が世界を襲うことになるかもしれない」 「国家経済が成長していくと、債務上限も増えていくのは当たり前。また、経済状況によっては政府支出を増やすことがマクロ経済全体にとって好ましい場合もある。古い債務上限法案に縛られているアメリカはどうかしているし、同様に日本のマスコミも愚かしい」 「予算の議決権を持っている下院が共和党優勢で捻れている前提で、共和党の中道派を説得することがバイデン大統領の腕の見せどころだと思う」 「デフォルトした場合、アメリカは大金を持っている日本の企業や家計からお金を吸い上げればいいと考えている。心配はいらない」 「現時点では仮定の話だけど、ひょっとしたらひょっとするリスクがある。イギリスのEU離脱国民投票やトランプ当選も、事前予想をひっくり返したことを考えると」 「ここ何年か、債務上限で問題になってい…
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