韓国銀行(韓銀)のイ・チャンヨン総裁は、米国のシリコンバレー銀行(SVB)のような事態が韓国で起きた場合、預金引き出しのスピードは米国より100倍速いだろうとし、差金決済の担保比率を上げる必要があると述べた。イ総裁はデジタルバンキングが若い層に広がっている韓国で、同様の事態が起きた場合米国よりも預金引き出しのスピードがはるかに速いだろうと語った。 韓銀は現在70%の差金決済の担保比率を2025年2月までに段階的に100%に引き上げる計画を持っている。しかし昨年末のレゴランド事態で資金市場の機能不全への懸念が高まり引き上げ時期が2回延期され、2025年8月に上げるよう変更された。 イ総裁は現在の金利水準がインフレを減らすほど緊縮的だというメッセージを与えたくないと述べ、原油価格や米国の通貨政策など多くの要素を考慮する必要があると語った。またインフレが目標水準の2%に落ち着くという確信が持てるシグナルが見えたら、市場に確実に伝えるだろうと述べた。 コメント欄では以下のような意見が並んだ。 ・韓国の家計負債が100%を超えており、低金利時代に貸し出された膨大な額が金利上昇によって銀行経営に影響を与える可能性がある。 ・IMFから警告が発せられており、韓国で取り付け騒ぎが起きた場合、韓国政府は制御不能になる。 ・既に多重債務者が増えている状況で、国際決済基準を満たせないはずなのに、政府が現状を隠蔽している。 ・利上げが銀行の破綻に直結する場合、家計負債向けに徳政令を出せばいい。 ・韓国国内で現実を直視している人が少なく、韓国国民は現実を直視するべき。 ・韓国は経済破綻が近いとの予測もあり、今後の展開が注目される。 (黒井) 韓銀総裁「米シリコンバレー銀行の事態が韓国で起きれば、取り付け騒ぎは百倍速い」 https://news.yahoo.co.jp/articles/f751b0…
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