東京・羽田空港で1月2日、日本航空(JAL)の旅客機と、海上保安庁の航空機が衝突し、炎上した事故に関して英BBCは、「乗組員はどのようにして完璧な脱出を成功させたのか」と題した記事を4日付で配信しました。要点は以下になります。・乗客は乗務員の指示に従い、手荷物を持たずに非常口に急いだ。 複数の航空専門家たちによると、そのシンプルな行動が、 迅速な避難の「大きな要因」となった。・煙が充満する機内からの完璧な脱出。 それは世界を驚かせ、多くの賞賛を集めた。 航空専門家たちは、厳しい訓練を実践した客室乗務員と、 安全規定に従った「規律正しい」乗客のおかげだと語った。・JALの元客室乗務員A氏によると、 新たに入社した乗務員は全員、商用便への勤務を許可される前に、 最大3週間にわたって厳しい避難訓練と救助訓練を受ける。 この訓練は、乗客に最も良く聞こえるように、 声の調子や音量をどのようにコントロールするかにまで及び、 毎年繰り返される訓練には、整備スタッフも参加する。・それでもパニックに陥らないのは簡単ではないとA氏は認める。 「そのような中で全員を脱出させることができたのは、 乗客と乗務員が協力し合った結果だ」・ 英クランフィールド大学のラハム・ブレイスウェイト教授は、 安全性に関してJALは「世界のリーダー」であるとBBCに語った。・JALの経営陣は非常に熱心であり、 2006年には従業員の安全意識を高めることを目的として、 事故の残骸を展示する施設を羽田近くにオープンしている。以上になります。なお、乗客乗員379人全員の脱出までの時間は、わずか18分でした。他にもガーディアン紙、テレグラフ紙、スカイニュース、フランス24、豪公共放送ABCなど多くの大手メディアが、「ミラクル(奇跡)」とのタイトルで、今回の「完璧」な脱出の成功を報じています。BBCの投稿のコメント欄には、世…
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海外「これが日本人なんだよ」 BBCが日航機の乗客乗員の対応を『完璧だった』と称賛
