韓国の対中輸出が他の国よりも悪化し-28%激減

今年に入ってから、半導体市況の悪化により、韓国の中国向け輸出が他の主要国に比べて最も大幅に減少したことが明らかになった。対中輸出順位も米国や日本などに押されて5位まで下落し、4-6月期に反騰する可能性も低いと予測されている。 中国海関総署によると、今年1-3月期の韓国の対中輸出額は、昨年同期比で28.2%減少し、主要国・地域23カ所のうちで最も大幅な減少幅を記録した。 台湾も28%減と大きく落ち込み、日本は1.7%、米国は19.5%の減少と比較的減少幅が小さい。このため、今年に入ってから韓国は対中輸出で最も大きな打撃を受けたことになる。 半導体景気の悪化により、中国への輸出が大幅に減少したことが主な原因である。1-3月期の韓国の半導体輸出は前年同期比で40%減少し、特に対中半導体輸出は半分の44.5%も減少している。 このため、中国の経済活動再開効果がまだ明確でない中で、内需中心に回復する傾向もあるため、対中輸出が難しくなっている。 韓国の対中輸出は、3月まで10カ月連続でマイナス成長を記録している。中国への輸出が長期間停滞したため、貿易赤字も急増しており、1-3月期の対中赤字だけで78億4000万ドルに上っている。 現代経済研究院は先月の報告書で、「対中貿易収支が急激に悪化し、韓国の産業全般の輸出競争力に懸念が大きくなっている」と指摘している。 中国の経済回復は、韓国の経済にとって非常に重要であり、「1位市場」とされている。 中国は、韓国の輸出額の22.8%を占めているため、対中輸出不振と合わさり、韓国の輸出が半年にわたってマイナス成長しており、貿易収支も昨年3月からマイナスの泥沼を抜け出せずにいる。 しかし、4-6月期に対中貿易が回復するのは容易ではないと予想されている。最も大きな変数である半導体業況は下半期以降に回復する可能性が高く、韓国銀行も最近の報告書で、上半期に…

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