海外の中国人「インターネット検閲を禁止しよう」 中国政府「家族を脅してもいいのか」

最近、中国当局のインターネット検閲体系である「グレート・ファイアウォール(防火長城)」を禁止しようという内容のキャンペーンが広がっている。海外在住の反体制中国人を中心に、ツイッターやその他のソーシャルメディアでこのようなキャンペーンに同調する人々が増加している。 キャンペーンを主導する人々は、グレート・ファイアウォールを「電子監獄障壁」「中国共産党のインターネット版ベルリンの壁」と呼び、全世界がこのような統制体系を撤廃するように圧力をかけ続けなければならないと主張している。 しかし、中国はこのキャンペーンを遮断するための工作に出た。キャンペーンを主導するラオス在留の反体制派の喬氏は、中国にいる家族が脅迫を受けているとして、「人質工作」に言及している。中国が反中感情を防ぐために好んで使う手法だという指摘もある。 過去には、カナダの中国系下院議員の家族が標的になった例もある。 中国当局が中国内の親戚を監視する秘密工作を行い、中国の両親に「息子がSNSのアカウントを削除しなければ、息子は逮捕され、家族は雇用を失う」と脅迫したという内容である。 グレート・ファイアウォールは、中国当局が中国を批判する海外サイトを遮断したり、関連掲示物を削除したりするインターネット検閲体系であり、中国内部でも抵抗運動が起きている。 現在、中国では西側の主要な外信サイトはもちろん、ツイッターやフェイスブック、インスタグラム、YouTube、Netflix、ウィキペディアなど、中国指導部に対する批判内容が入っている可能性が高い多くのインターネットチャネルが遮断された状態にある。 中国当局がこのようなインターネット検閲に使う年間費用だけで60億ドル(約8200億円)に達するという推算もある。 コメント欄では以下のような意見があった。 「発展途上国の現実から民主主義国家の難しさを痛感する。中国が民主主義国家に…

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