2023年5月10日、中国の調査船と沿岸警備隊の船2隻および漁船11隻が、ベトナム沖でロシアとベトナムの国営企業が運営するガスブロックに侵入したと、2つの監視団体が報告した。この行動は南シナ海における新たな火種となる可能性がある。 中国は南シナ海で領有権を主張しており、近隣国の排他的経済水域(EEZ)で最近、活動を活発化させている。一方で、ロシアと中国は世界の安定を支える主要な要因となっているとロシアのショイグ国防相が述べているが、南シナ海においては利害が対立することもある。 報道によれば、中国の船舶はロシアのザルベジネフチとベトナムの合弁会社ベトソフペトロが運営する「04-03」ブロックに侵入し、日没時点までその場所に滞在していた。さらに、中国船は出光興産傘下の出光オイルアンドガスが運営する「05-1B」と「05-1C」ブロックにも接近していた。 中国外務省はこれらの活動を「正常」と強調し、「中国船は中国の管轄下にある海域で通常の生産活動や作業活動を行っている」とコメントした。 コメント欄の意見: ・中国の行動は常に見張るべきであり、ロシアも同様である。中国は友好国であろうと利権を広げようとする傾向があり、南シナ海一帯を我が物顔で主張しているため要注意だ。 ・中国は清王朝との領土条約の無効を主張し、ロシア領土に領有権を主張している。プーチン政権崩壊後には中国がこれら地域に進出する可能性がある。旧ソ連崩壊時にはアムール川を巡る領土紛争で中国が有利な条件を勝ち取った経緯もある。 ・国際法を無視する国は困りものであり、この海域はベトナムの領海であることに間違いはない。国際外交の成立には問題を引き起こすトラブルメーカーでは成り立たない。 ・中国とロシアの関係が逆転した可能性がある。ロシアは中国の支援なしでは四面楚歌の窮地に立たされるため、中国は相手の足元を見て行動するだろう。 ・…
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