韓国経済が暗礁に乗り上げる 設備投資振るわず

韓国経済は、2021年1月から3月期にかろうじてプラス成長を維持したものの、いくつかの問題が残っている。 昨年10月から12月期にはマイナス成長を記録し、2年6カ月ぶりに景気後退が起こったが、冷え込んだ消費が回復し、1四半期ぶりに反騰に成功した。 しかし、成長のエンジンである輸出と投資が依然として振るわない上に、中国の経済活動再開効果などをめぐる不確実性は相変わらずで、今年通年では低成長を記録する見通しが出ている。 韓国銀行が2021年4月25日に発表した1月から3月期の実質国内総生産(GDP)成長率は、前四半期比0.3%だった。底を打った成長率を引き上げたのは、民間消費だった。 昨年10月から12月期に高物価と高金利の衝撃で冷え込んだ民間消費は、今年1月から3月期に娯楽文化と飲食・宿泊などを中心に0.5%増加した。屋内でのマスク着用義務が解除され旅行と公演観覧など対面活動が増えたことが民間消費に肯定的影響を及ぼしたと韓国銀行は説明している。 設備投資は半導体製造用装備など機械類を中心に4%減少して成長率を0.4ポイント引き下げた。IT景気不振に金利上昇が重なり投資心理が萎縮した影響だ。建設投資も不動産景気不振などで0.2%の増加にとどまった。 コメント欄では以下のような意見が並んだ。 ・韓国経済は暗礁だらけで、物価が上がり、金利が上がり、財政赤字が増え、貿易赤字も増え、悲観的要素だらけ。持ち直すにはかなりの成長が必要だが、期待できないとのこと。 ・韓国議員がサムスンを3社作ればいいと言っていたが、いつになるのだろうか。韓国経済は早く経済大国の見本を見たいと思っている。 ・特許訴訟に破れたヒュンダイが危ないと思われる。特許の無断使用は世界のサプライチェーンから除外される原因だと思うべきだ。 ・韓国経済は輸出偏重の経済で、特に半導体事業の復活が必須だ。他の産業分野での急成長は…

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