岸田首相襲撃事件から1週間あまりが経過し、既に過去の話題になりつつある。この件は韓国でも報道されたが、その論調には首をかしげざるを得ない。 まず朝鮮日報は以下のように報道した。岸田首相を心配する表記はなく「G7サミット時の警備体制の穴が露呈した」などと日本を揶揄する論調をとった。 15日午前11時30分頃(現地時間)、日本の和歌山県和歌山市の雑賀崎漁港で岸田文雄首相が衆議院補欠選挙に出馬した自民党候補の応援演説を行う予定だったが、演説前に岸田首相に向けて爆発物が投げ込まれた。この事件は昨年7月に安倍晋三元首相が選挙遊説中に銃撃された事件からわずか9カ月で再び起こったことから、日本社会に衝撃が走った。特に来月には広島でG7サミットが開催されることから、警備態勢に懸念の声が高まっている。 岸田首相は16日に首相官邸前で記者団の取材に応じ「民主主義の根幹である選挙を妨害する暴力行為が起こったことは絶対に許せない」と述べ、「(G7サミットについて)日本全体が最大限の警備と安全に向け動き出さねばならない」と語った。日本の警備態勢に大きな穴が露呈し、各国の外交当局から首脳の警備強化を求める要請が相次ぐ可能性が高い。 日本は過去の国際会議では大規模な警察力を動員しており、今回のG7サミットにも期待される。しかし、選挙時の政治家に対する警備と首脳会議の警備の難易度は異なるため、日本の警備態勢を改めて点検する必要があるとの声も上がっている。 それから聯合ニュースは以下のように韓国大統領警護処の方針を伝えた。「韓国大統領の訪米時には日本のような杜撰な警備体制にならないように気を付ける」との論調だった。 4月17日、韓国の大統領警護処は日本で岸田文雄首相の選挙応援演説会場に爆発物が投げ込まれた事件について「事件を鋭意注視し、類似した状況に徹底的に備える」として「(大統領の)海外歴訪時にも完璧な警…
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