立憲民主党、補選全敗で空中分解へ

5月3日、立憲民主党内で泉健太代表に対する批判が高まっていることが報じられた。4月23日の衆参5補選で3戦全敗したことを受け、党内で不満が渦巻いており、泉代表に対する「降ろし」の声が上がっている。 立憲民主党中堅議員は、「泉さんが選挙区に入るとむしろ票が減るという話さえあった」と述べ、泉代表の選挙力に対する疑問を示している。 また、野党が候補者を乱立させた千葉5区で候補者調整ができなかったことや、大分選挙区で野党が事実上、候補者を一本化したにもかかわらず、立憲民主党が負けたことについて、党内からは幹事長である岡田克也氏の責任を問う声も上がっている。 このような状況下で、野田佳彦氏を代表に、枝野幸男氏を幹事長に担ぎ上げようとする動きがあったとされるが、野田氏が固辞したことで話は立ち消えになった。 しかし、6月解散、7月総選挙となった場合、現行の執行部では立憲民主党が議席を増やす要素はないとされており、日本維新の会の中堅議員は、「馬場伸幸代表の次なる目標は衆院選で立憲を負かして野党第一党になること。辞任を懸けて勝負に出る。これからは維新主導の野党再編になる」と豪語している。 野党第一党であることが立憲民主党の唯一のアイデンティティである中で、「現執行部では戦えない」という声が高まれば、執行部を見限った議員たちが次々と維新へと流れ、党が空中分解することも考えられる。 コメント欄では以下のような意見があった。 ・立憲の内紛に興味はないが、立憲に所属している議員を救済する意味合いで維新がこれらを引き継ぐならば、国民の維新への見方は懐疑的になるだろうし、火種を維新が抱え込むことになりかねない。維新側は対応を決める前にこのあたりのことを十分に考えるべきだと思う。 ・頭が変わっても現状維持か状況悪化の二つに一つで、状況が改善されることはもうないと思う。立憲は野党としての資質を持っていない。…

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