文春図書館 著者は語る

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女性的な電信柱に恋を…「なぜか惹かれるんです」初の作品集で“百合小説”を多く書いた理由

『嘘つき姫』(坂崎かおる 著)河出書房新社《小説が待ち焦がれた才能、正真正銘「待望」の初作品集》と帯にはある。 坂崎かおるさんの初の単著となる『嘘つき姫』はまさに「待望」の短編集だ。WEB小説や公募小説…...
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「別れるのがすごく辛かった」8歳でバレエに出会い、15歳で海を渡り…天才ダンサーが辿り着いた境地とは

『spring』(恩田陸 著)筑摩書房「『蜜蜂と遠雷』という作品でピアノコンクールを描いたのですが、さらにハードルを上げるとしたら今度は何だろうと考えて、じゃあ次は動きも入るバレエにしよう、と」 恩田陸…...
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日本を逃げ出しロンドンへ、週210ポンドの部屋を借りて…実体験もまじえて描く、日本から見た“イギリス的なもの”

『塔のない街』(大野露井 著)河出書房新社「先に出版されたのは海外文学の翻訳や大学での研究をまとめたものでしたが、小説自体はずっと前から書いていました。いずれ文学の世界で生きていくと決めていたんです」 …...
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「どこを通って行ったかがわからない」ヒマラヤを探訪した最初の日本人の偉業にナゾが…12年かけて辿り着いた“新たな証拠”

 『求道の越境者・河口慧海 チベット潜入ルートを探る三十年の旅』(根深誠 著)中央公論新社〈昔、国境の向こう側のトルボ地方から、一人の外人ラマ(高僧)が峠を越えてパヤン地方にやって来た〉 高名な巌窟修行…...
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「観戦中ボールばかり追ってしまう人はいっぱいいる。でも…」月に100試合観る元Jリーガーが教える“サッカー観戦術”

『林陵平のサッカー観戦術 試合がぐっと面白くなる極意』(林陵平 著)平凡社新書 イングランド「プレミアリーグ」を始め、いま海外サッカーが面白い。傑出した選手、監督らが揃い踏みのなか、遠藤航(リヴァプール…...
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若年性認知症の母が、コロナ下に亡くなった。「介護の時間は意味がある」と受けとめられるようになった理由

『母の最終講義』(最相葉月 著)ミシマ社  ある特殊な感覚の謎を探る『絶対音感』や、心の治療のあり方に迫る『セラピスト』、日本に暮らすキリスト者に取材し信仰とは何かを問う『証し』など、幅広い題材のノンフ…...
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「ひとえに『無知』」「中立ですらありません」早稲田大学教授が語る、パレスチナ・ガザをめぐる“日本の報道の問題点”

『ガザとは何か パレスチナを知るための緊急講義』(岡真理 著)大和書房 最新の情報によれば、ハマースとイスラエルとの戦闘が勃発した昨年10月7日以降、ガザ地区の死者は3万人を超えた。昨年12月に『ガザと…...
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「誰かのミスがチーム全体の失点に直結する」外から見れば歪なものかもしれない…バレーボール特有の“不思議な論理”

『八秒で跳べ』(坪田侑也 著)文藝春秋〈試合中トスが上がってくると、自分が消える〉〈身体が反射だけで自動的に動いていくこの感覚は、いつだって気持ちよかった〉 春高バレー予選。明鹿高校バレーボール部の宮下…...
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「言葉を失いました」10代女性を相手に講義をしたところ…東京大学名誉教授・上野千鶴子がかけられた“衝撃の言葉”

『こんな世の中に誰がした? ごめんなさいと言わなくてもすむ社会を手渡すために』(上野千鶴子 著)光文社 かつてないほど温かく優しい語り口で、現代女性の状況を見渡し、最新の論点を的確にまとめた新著『こんな…...
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「我が子さえも手にかけた」少年たちが蝶に見立てられ標本に…蝶博士はなぜ“異常殺人者”になったのか

『人間標本』(湊かなえ 著)KADOKAWA「何が一番残念って、自分で書いてしまったこと。読みながら、もう驚くことができないので。記憶を消して、一冊の作品としてゼロから読みたい。それぐらい大好きな作品で…...
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「紫式部と藤原道長が恋人関係だった」という説も…『源氏物語』が書かれた時代、女房たちの“恋愛事情”

『紫式部と男たち』(木村朗子 著)文春新書 今年のNHK大河ドラマ「光る君へ」の主人公にもなっている紫式部。稀代のモテ男・光源氏を描いた平安文学『源氏物語』の作者はどんな人物で、『源氏物語』はどのように…...
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「評価する基準が現代美術にはありませんでした」表現としての“ラブレター”の可能性

『ラブレターの書き方』(布施琳太郎 著)晶文社 絵画や映像をつくる気鋭のアーティストでありながら、美術批評の執筆もすれば、キュレーターとして様々な展示の企画も行う。詩人としての顔も持ち、第一詩集『涙のカ…...
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ヴィクトリア朝ロンドンは、いまの京都と似ている? 森見登美彦がシャーロック・ホームズの住所を“寺町通”にしたワケ

『シャーロック・ホームズの凱旋』(森見登美彦 著)中央公論新社 奇想天外な世界観に癖の強いキャラクターで読者を魅了する森見登美彦さん、3年半ぶりの新刊は『シャーロック・ホームズの凱旋』。あの名探偵が主人…...
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母は余命わずかの元同僚を…「さらってきちゃった」中学生の娘が覚えた“強烈な違和感”

『私が鳥のときは』(平戸萌 著)河出書房新社「さらってきちゃった」「さらわれてきちゃった」 一昨年、氷室冴子青春文学賞大賞を受賞してデビューした平戸萌さんの受賞作にして、本書『私が鳥のときは』の表題作は…...
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全46段のうち3つの段に「地雷」を仕掛け…女子高生“勝負師”が挑むギャンブル「地雷グリコ」とは

『地雷グリコ』(青崎有吾 著)KADOKAWA 高校生が“ギャンブル”をする。挑戦するのは、誰もが知る遊びにいくつかのルールが追加されたオリジナルゲーム「地雷グリコ」「坊主衰弱」「自由律ジャンケン」「だ…...
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「正直言って、売れるとは思っていた」筒井康隆(89)が語る、“最後の作品集”が本当に売れたワケ

『カーテンコール』(筒井康隆 著)新潮社 60年以上にわたり数々の傑作、話題作を生み出し、今年89歳を迎えた筒井康隆さん。最新作『カーテンコール』は「これがわが最後の作品集になるだろう」と宣言された掌篇…...
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“住宅ガチャ”エリート層と移民労働者が同じ建物に住むことも…「どのような家に住んできたか」でソ連を展望する

『革命と住宅』(本田晃子 著)ゲンロン 昨今何かと話題の多いロシアだが、ソ連/ロシアという国家を、建築史の観点から展望する画期的な良書が刊行されている。『革命と住宅』の著者は岡山大学准教授の本田晃子さん…...
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認知症患者のガンを切除すべきか、見守るべきか…現役医師の作家が「治療だけでは足りない」と思うようになったワケ

スピノザの診察室』(夏川草介 著)水鈴社 京都の小規模病院に勤める内科医雄町(おまち)哲郎、“マチ先生”は、様々な患者と日々向き合う。末期の癌を患う女性を往診し、アルコール依存症で、大量吐血で救急搬送さ…...
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内閣情報調査室の下請けの仕事、IT系ベンチャー企業社長の秘書の仕事も…65歳の“ギフテッド”の身に迫る危険とは

『負けくらべ』(志水辰夫 著)小学館「せっかく書くなら、これまで書いたことがない話を書きたい。常にそう思っています。それで、本作を書き始めた2年前にはその存在が今ほど知られていなかった“ギフテッド”を主…...
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「自分の患者が次々と自殺していく」その数は20名を超える…臨床経験30年以上の精神科医が分類した“自殺の7つの型”

『自殺帳』(春日武彦 著)晶文社 なぜ人は自殺をするのか。他人はおろか、当人すらその理由はわからないのかもしれない。春日武彦さんは精神科医として30年以上にわたり臨床に携わってきたが、「自殺を遂げた人は…...
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フィリピン料理店を営む40代、集団就職して働き続けた70代も…年齢も雰囲気もバラバラな“定時制高校の科学部活動”

『宙わたる教室』(伊与原新 著)文藝春秋「大学院時代にお世話になった教授から、『この間、学会の高校生セッションで面白い発表があったよ』と定時制高校の科学部のことを聞いたんです。調べてみると、メンバーの年…...
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「いったい、誰に毒を盛られたのじゃ」秀吉殺しの真相を握るのは、信長・家康にも仕えた“囲碁名人”だった

『太閤暗殺 秀吉と本因坊』(坂岡真 著)幻冬舎〈算砂よ、いったい、秀吉は誰に毒を盛られたのじゃ〉 大坂の陣前夜、徳川家康は、当代一の囲碁名人・本因坊算砂(さんさ)に詰め寄る。豊臣秀吉は死んだ時、右手に那…...
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「本の内容と現実がリンクし始めて、少し怖かった」作家であることが職場でばれて…芥川賞作家の“気持ち悪くも面白い”追体験

『うるさいこの音の全部』(高瀬隼子 著)文藝春秋「いかにも私小説として読まれそうな作品ですよね。実際はそんな覚悟もなく書いたので、今になって焦っているんですが」 昨年「おいしいごはんが食べられますように…...
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「日本のおじさん社会を凝縮したよう」広告ハンターが電車内の吊り広告にぶつけた“適切なツッコミ”

『ジェンダー目線の広告観察』(小林美香 著)現代書館 広告に使われる人物写真やキャッチコピー、デザイン、表現方法に注目し、そこからうかがえるジェンダー観を考察するワークショップや講演などを企画、さらに雑…...
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「父ではない第三者の精子提供で生まれた子供だった」体外受精の補助業務を行いながらも…“胚培養士”の女性が抱える葛藤

『受精卵ワールド』(本山聖子 著)光文社〈卵子の中に、吸い取った精子が入ったガラス管を慎重に刺し込む。卵子を覆う透明帯を突き破り、中の細胞質と呼ばれる部分に精子をゆっくり、置いてくる〉 4組に1組の夫婦…...
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「与那国島の海底に遺跡らしきものがあるというニュースを見て…」日本人ダイバーが海底遺跡を発見…世紀の大発見か、それとも偽物か

『ドゥルガーの島』(篠田節子 著)新潮社 インドネシアの小島で日本人ダイバーが海底遺跡を発見する。果たして世紀の大発見か、それとも偽物か――。多彩な題材を幅広いジャンルで描いてきた著者の最新作は、海底遺…...
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「ほとんどの部分は数字でクリアできてしまう」灘高、東大医学部を出て人気YouTuberに…若者に人気の新鋭歌人が“目指すもの”は

『4』(青松輝 著)ナナロク社靄のなかでわたしが目を離せずにいる5秒でループするキス動画 青松輝 若者を中心に短歌が人気を博している。新鋭歌人の歌集がベストセラーになることも増えたが、青松輝さんの第一歌…...
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「こんなにも、黒いのか」24年間勤めたNHKを辞めて…ディレクターから猟師になった男とヒグマの“一騎打ち”

『獲る 食べる 生きる』(黒田未来雄 著)小学館 今年8月、24年間勤めたNHKを「一身上の都合により」早期退職した。北海道に移住し、猟師として生きていくため――。 そんな異色の経歴を持つハンター黒田未…...
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戦後に大阪で発祥したと言われていたが「違うと思っていた」1000軒以上食べ歩くブロガーが解き明かす、“ソース焼きそば”の起源

『ソース焼きそばの謎』(塩崎省吾 著)ハヤカワ新書 屋台の定番であり、カップ麺の一大ジャンル。はたまたお好み焼き店のメニューにもほぼ必ず載っていて――誰もがきっと一度は食べたことのある「ソース焼きそば」…...
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「死ぬな。生きるんだ」教えを棄ててでもと叫ぶ…キリスト教弾圧の中で信徒を支えた“最後の日本人司祭”

『パシヨン』(川越宗一 著)PHP研究所 樺太に生きるアイヌを描いた『熱源』をはじめ、国や文化の境界で生きる人々を描いてきた川越宗一さん。最新作『パシヨン』で取り上げたのは、キリスト教禁制下で“最後の日…...
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「迷惑なもの、恐ろしいものだと思います」10代の頃、いつも一緒だった男女4人が30代になって…恋することの“暴力性”

『恋の幽霊』(町屋良平 著)朝日新聞出版 昨年『ほんのこども』で野間文芸新人賞を獲得するなど、芥川賞受賞後も充実した作品を発表しつづける町屋良平さん。最新長編『恋の幽霊』は町屋作品のエッセンスが詰まった…...
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5人家族が惨殺され、その後引っ越してきた夫婦も心中したという「心霊スポット」に実際に足を運んでみると…

『心霊スポット考現代における怪異譚の実態』(及川祥平 著)アーツアンドクラフツ 北海道旭川市の郊外に、かつて一家惨殺があったという山本家はある。若い数人のグループが肝試しに出かけた。「おじゃましまーす」…...
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「国会だって、リモートでできるんじゃない?」日本の民主主義のあり方を問う、“過激で斬新な発想”

『デモクラシー』(堂場瞬一 著)集英社「いま、日本の政治がおかしなことになっているという感覚は誰もが持っているはずなのに、雑談で政治家の悪口を言いこそすれ、政治自体の話はしなくなりましたよね。でも、人と…...
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失踪した恋人を探していたら「行方を知っている」と…彼女のアパートの隣人を名乗る男が語った“耳もぐり”とは

『禍』(小田雅久仁 著)新潮社 失踪した恋人を探し、彼女の住むアパートを訪れた私。そこで遭遇した隣人を名乗る男は、初対面のはずの私の素性に詳しくて「彼女の行方を知っている」と語る。隣人はいきなり自身の半…...
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「仕置人は強いというより、うまくなきゃいけない」歌舞伎町の“必殺仕置人”が次に対峙する相手とは

『ジウX(エックス)』(誉田哲也 著)中央公論新社 総選挙の真っ只中、あるグループが総理大臣を新宿駅前で拉致し、歌舞伎町を占拠して治外法権を要求した「歌舞伎町封鎖事件」。誉田哲也さんの『ジウX』はそれか…...
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「耳から情報が入ってきたほうがいいという方もいらっしゃるはず」作家・三浦しをんが感じた、“朗読”で広がる小説の可能性

『墨のゆらめき』(三浦しをん 著)新潮社 三浦しをんさんの新作長編『墨のゆらめき』が刊行された。本作はアマゾンのオーディオブック「オーディブル」からの依頼で執筆されたもの。朗読配信を前提とした作品を書い…...
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「誰もが西行や芭蕉になれる」「はっきりとした輪郭をもてる人間はいなくなる」92歳の宗教家が抱くチャットGPTへの“危機感”

『わが忘れえぬ人びと 縄文の鬼、都の妖怪に会いに行く』(山折哲雄 著)中央公論新社「人間の2000年の歴史がカタストロフに向かっていると思いませんか。近年のAI(人工知能)の進歩には驚くばかりでしたが、…...
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「重傷を負っている商人の代わりに…」闘いに名乗りをあげたのは15歳の少女だった…12世紀ヨーロッパの“決闘裁判”

『風配図 WIND ROSE』(皆川博子 著)河出書房新社 作家生活が50年を超え、今年93歳を迎えた皆川博子さん。最新作『風配図 WIND ROSE』の舞台は12世紀のヨーロッパ、商人たちが結んだ都市…...
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シリーズものばかり、上映時間はどんどん長くなっている…「#MeTooの影響も」映画の世界で今、何が起きているのか

『ハリウッド映画の終焉』(宇野維正 著)集英社新書「産業としての映画は、確実に終焉に向かいつつあります。映画産業の中心ハリウッドには世界中からお金と才能が集まって、エンターテインメントとしてだけでなく、…...
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「タケノコは私にとってワクワクする食物」2005年に来日してから魅せられて…北海道から熊本まで旅して出会った日本の“天然食物”

『日本の自然をいただきます 山菜・海藻をさがす旅』(ウィニフレッド・バード 著/上杉隼人 訳)亜紀書房「元々日本には全く関心がありませんでした。しかし、カナダで日本人男性と知り合って結婚したことがきっか…...
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「許すことができるのか」妊娠中の娘が惨殺された…聖職者として殺人犯と向き合った父親の“複雑に揺れる心境”

『最後の祈り』(薬丸岳 著)KADOKAWA 自らの祖母を皮切りに、4人を惨殺した殺人犯、石原亮平。「若くて、さらに幸せそうな人間を殺したほうが楽しい」と語ったその男は、死刑宣告の瞬間も笑っていた。石原…...
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「駅で突然見知らぬ男性に襟首をつかまれ怒鳴られた」大学生で来日、翌年に結婚…日本で暮らす“ガイコクジン”のリアルな実感

『こんばんは、太陽の塔』(マーニー・ジョレンビー 著)文藝春秋「日本語に興味をもったきっかけは、ちょっと不純な動機なんです。大学1年生の時、つきあっていた彼と少しでも一緒にいたくて、同じ日本語の授業をと…...
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「3人でしか生きていけないのに」残された時間はあと1年…34歳の姉と29歳の妹が、余命わずかの父と過ごした“日常”

『棕櫚(しゅろ)を燃やす』(野々井透 著)筑摩書房〈これからの一年を、わたしたちはあまさず暮らそう〉 父に残された時間はあと1年と宣告された34歳の春野と、5歳年下の妹の澄香は、そう約束する。父と姉妹は…...
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「障害のある生徒にいじめをしていたとされ」東京オリンピックの楽曲担当を辞任…小山田圭吾の“炎上”騒動はどうして起きたのか

『小山田圭吾の「いじめ」はいかにつくられたか 現代の災い「インフォデミック」を考える』(片岡大右 著)集英社新書 直接現地へ赴くことができない遠いどこかで、誰かが苦しんでいる。そんな光景が突然、日常に飛…...
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「幕府の世の中が唯一の現実だと信じ込んでいたのに…」江戸時代の名主たちが、古代や朝廷を研究する“国学”を求めたワケ

『本売る日々』(青山文平 著)文藝春秋 ジャンルの枠にとらわれない時代小説を発表し続ける青山文平さん。最新中篇集『本売る日々』は村の名主たちに「物之本」、いわゆる学術書を売り歩く行商の書店の物語だ。 時…...
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