©NHK & ディレクターの目線blog『虎に翼』は、『トラつば・アベンジャーズ/ウィメンズ・ファイト』「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、管理人のみっきーです!当ブログに来てくださり、ありがとうございます。少し長文ですが、読み物として楽しんでいただければ幸いです。結論から言っちゃおう。今期のNHK朝の連続テレビ小説『虎に翼』は、『トラつば・アベンジャーズ/ウィメンズ・ファイト』だと気づいてしまった(笑)そういうこと。なぜ、『暴れん坊裁判官・猪爪寅子』ても、『スーパーウーマン・寅ちゃん』、寅つながりで『女はつらいよ!」でもないのか?その理由を説明してみる。「虎に翼」の言葉の意味を考えるまず、今作のタイトルにもなっている「虎に翼」とは、何ぞや?古代中国の思想書「韓非子」の一節に「虎の為に翼をつくることなかれ(虎のために翼を作っちゃダメだよ)」とあり、これが「虎に翼」の起源とされている。実は、元来の意味は、愚かな者に権力を与えるのは “虎に翼” を与えるようのものだよ… というネガティブな意味合いだった。やや意味は違うが、ことわざで似ているのは、「猫に小判」「豚に真珠」「馬の耳に念仏」などだ。ただ、「言葉は時代とともに変わる」のが常。野生動物の仲間の中でも、人間をも食ってしまう最強の部類に入る虎が、翼を持って空を飛んだら恐ろしいことになるはず… と考えるようになり。現代では、虎から悪者、怖いもののイメージが薄れて、「虎=陸上の強い動物=力や権力の象徴」が更に「翼=空を飛べる能力=強い力や権力」を持つことを意味し。勢いづいている者が、更に更に勢いを増すことの意味に転じている。ことわざで例えるなら、「鬼に金棒」「弁慶に薙刀」「駆け馬に鞭」になる。この、元々のネガティブな意味と、現代のポジティブな意味の二つを…
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