中国外交部は、福島第一原発の処理水放出計画に対して、「もし汚染水が無害なら、なぜ日本国内に放流するのか、またなぜ農業や工業用水として利用しないのか」と日本政府を批判した。汪文斌報道官は、「日本政府が毎回汚染水が安全で無害だと主張しているが、多くの人々がなぜ直接国内に放流せず、農業や工業で利用しないのか疑問に思っている」と指摘した。 中国外交部はさらに、日本に対して、今年の主要7カ国(G7)首脳会議(サミット)の議長国として、国際社会の懸念を解決する責任を果たすよう求めた。また、「アジア近隣諸国や国際社会の懸念を無視し、汚染水の海洋放流計画を強行することは残念であり、不安を引き起こす」と批判した。 最後に、汪報道官は、「日本は自らを国際社会の責任ある一員と主張しているが、単なるスローガンだけではなく、実質的な行動を通じてアジアと国際社会の信頼を得るために、真剣に国際社会の懸念に応えるべきである」と述べた。 コメント欄の意見: ・中国は原子力発電所の排水を農業や工業に利用しているので、日本もその技術を学んで利用すべきだと思う。 ・工業用水には使えるかもしれないが、輸送コストが高くなるし、ドライバー不足もある。また、安全でも風評被害がついて回る可能性もある。 ・水は高い場所から低い場所へ流れるものであり、海岸にある原発からわざわざ上流へポンプで運ぶ必要はない。中国がそんなに問題ないと言うなら、自国の原発排水を農業に使えばいいのではないか。 ・海への放出は無害ではないが、基準値以下なので容認されている。トイレの水を川に流すのと同じで、処理水で食事を作らないのはなぜだろう?中国は水を大切にしているのかもしれないが、海水に薄まるから基準値内だと言っている。 ・中国は自国の原発排水を使ってから日本に文句を言えばいい。さらに、報道官が自国の原発処理水を飲むアピールをすればいい。 ・中国は汚…
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