ロシアのウクライナと国境を接する西部ブリャンスク州で、貨物列車が爆発し、炎上した事件が発生した。地元のボゴマズ州知事が自身のテレグラムチャンネルで、脱線した貨物列車に未確認の爆発物が存在し、火災が発生したと明らかにした。 現場には脱線した貨車7両と機関車が横倒しになり、濃い灰色の煙が上がっていた。 国営ロシア鉄道によると、事故はロシア時間午前10時17分(日本時間午後4時17分)に発生したと報告されている。幸いなことに、この事件での死傷者は報告されていない。 事件現場は、ロシアとウクライナの国境から北に約60キロ離れた場所であり、知事は攻撃の犯人については明言していない。 しかし、この地域では、親ウクライナ派の破壊工作グループによる複数の攻撃が、ロシアによるウクライナ侵攻開始以降頻繁に発生していることがロシア当局によって報告されている。 この事件に先立って、ロシア第2の都市サンクトペテルブルクがあるレニングラード州でも、送電線が爆破され、爆発物が発見される事件が発生していた。ロシア連邦保安局(FSB)が現場検証を行っている。 ロシアによるウクライナ侵攻の影響が、周辺地域で顕在化していることがうかがえる。このような事件が今後も発生しないことを願うばかりである。 コメント欄では以下のような意見があった。 ・ロシアとウクライナに挟まれたブリャンスク州での貨物列車爆発事故は、線路上に爆発物が置かれた形跡があるため、パルチザンか何かの攻撃との憶測。他の場所でもそれらしい攻撃が見られるため、ウクライナの攻勢が始まったのではないか。 ・反体制派の仕業か、ウクライナの工作かはわからないが、何かが爆発したのなら、事故ではないでしょう。今後もこのようなインフラに対する攻撃は続くと思われる。 ・ウクライナの反転攻勢が始まったのではないか。ロシア人はもちろん、親ロシア派住民も、プーチンによる悪逆非…
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