韓国経済の没落が鮮明に 「東南アジア向けの輸出も減少」

韓国は、中国、そして東南アジア市場に対する輸出が7カ月連続で減少するという問題に直面している。 韓国産業通商資源部によれば、東南アジア向け輸出は昨年10月以降、前年同期比で5.7%減となり、7カ月連続で減少傾向を示している。これは、韓国の輸出全体がマイナス成長を記録している期間に重なっている。 特に先月の輸出は83億ドルで、前年同期比26.3%の大幅な減少を示し、中国に次ぐ減少幅を記録した。このような輸出の減少は、世界的なIT需要減少が主な原因とされる。 半導体の輸出が減少したため、東南アジアではスマートフォンやディスプレイなどの完成品の生産が減少している。サムスン電子の工場があるベトナムでは、世界輸出増減率がマイナス11.7%を記録している。 半導体以外の東南アジア輸出額は、品目別に見ると石油化学が43.4%減、家電が16.7%減、鉄鋼が16.1%減と相次いで落ち込んでいる。 このような状況により、韓国の輸出額2位であった東南アジア市場は、最近は米国に押されて3位に転落している。 今年に入ってからも、米国に比べて東南アジア市場の輸出額は低迷し続けている。先月には、米国と東南アジアの輸出額格差が8億9000万ドルに達した。 対外経済政策研究院のクァク・ソンイル経済安保戦略室長は、「米国・欧州連合(EU)などへの輸出が減った東南アジア諸国の困難は当分続く可能性が大きい。東南アジアから中国に向かう輸出は大幅に減っていないため、下半期に中国の景気が回復すれば韓国の中間財輸出も恩恵を得られる余地がある」と語った。 ただし、世界的景気鈍化や半導体業況悪化の中で、韓国の輸出がすぐに回復する可能性は小さいと考えられている。また、主要国の金利引き上げや銀行発の金融不安など、多くの変数が存在するため、輸出の回復には時間がかかると予想される。 韓国の輸出で東南アジアが占める割合は16.7%であ…

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