韓国の半導体輸出は厳しい状況にある。先月の情報通信技術(ICT)輸出額は約2兆900億円で、前年同期比で32.2%減少した。半導体、ディスプレイ、携帯電話などの輸出が全般的に下降傾向を示している。 特に半導体輸出額は1年前より33.9%減少し、昨年8月から8ヵ月連続で減少している。主力分野のメモリーは9カ月連続で減少し、システムも3カ月連続で減少傾向が続いている。世界経済の鈍化やメモリー単価の下落が影響している。 しかし今年の第1四半期には減少幅が鈍化し、月間輸出額が増加した。また主要輸出拠点であるベトナムへのシステム半導体輸出が1年前より20.4%増加したことも肯定的なシグナルとなっている。韓国の半導体輸出は苦境にあるものの、改善の兆しが見え始めていると言えなくもない。 コメント欄では以下のような意見があった。 ・韓国の半導体産業の浮沈は想定内であり、焦ることではない。韓国の兵器産業は戦争特需で高額利益を上げ、半導体の損失をカバーしている。 ・韓国経済が半導体や自動車など特定の産業に依存しすぎていることが問題。半導体が持ち直すことに注力するが、手立てがない。 ・韓国人にとって、半導体産業の記事はつらいだろう。時代の流れで回復は無理・不可能。最大輸出国の中国が半導体の量産に入っている。 ・減少幅が鈍化したことで喜ぶのはおかしい。下がるだけ下がれば減少幅が穏やかになるのは当たり前。 ・半導体は韓国の経済的地位を確立していたが、今は武器輸出国に変わっている。反日運動の影響が経済的に大きく変わっている。 ・97年のIMFで借金がチャラになったおかげで、その後の四半世紀は経済好調だった。勘違いの終焉を迎えている。 ・東南アジアへの進出があり、半導体産業の減少はやむを得ないだろう。 ・悲観記事の最後には妄想的な希望感が入れられる。少しでも慰めになるという悲しい性だ。 ・減少幅が鈍化し…
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