文春図書館 今週の必読

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ナチスドイツもアトランティスを信じた? 証拠がなくても「失われた大陸」伝説が人々を魅了するワケ

『アトランティス=ムーの系譜学』(庄子大亮 著)講談社選書メチエ 今から1万年以上前に大西洋に沈んだとされるアトランティス、太平洋に没したと言い伝えられるムー大陸、そしてインド洋にあったと想定されるレム…...
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「現地人と誤解され…」「知らない言語の翻訳を引き受けて…」25以上の言語を学んだノンフィクション作家の“途方に暮れた”語学体験

『語学の天才まで1億光年』(高野秀行 著)集英社インターナショナル ノンフィクション作家である著者は、ムベンベという謎の怪獣を探しにコンゴへ出かけたり、ケシ栽培を体験するため東南アジアの麻薬地帯に潜入し…...
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あの日、官房長官が見せた「怒髪天を衝く」形相…日本の対外情報機関が発展しない理由は“アメリカの思惑”にあり?

『日本インテリジェンス史 旧日本軍から公安、内調、NSCまで』(小谷賢 著)中公新書 怒髪天を衝く――あの日、後藤田正晴官房長官が見せた形相はまさしくそれだった。自衛隊が傍受した録音テープを断りもなく国…...
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人間社会に溶け込むため、10日間「血を吸ってはいけない」が…吸血鬼一族の一人娘(16)が起こした“危険な行動”とは

『あの子とQ』(万城目学 著)新潮社 以前、万城目学氏にインタビューした際、好みのファンタジーについて話してくれたことがある。ファンタジーには「(1)ドラゴンがいるのが当然の異世界の話」「(2)ドアを開…...
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「せめて本を買ってほしかった」売れる本は100円均一ばかり、マスクの在庫を聞きにきた客も…古本屋が見た“現代日本の姿”

『早稲田古本劇場』(向井透史 著)本の雑誌社 いつ見ても客のいたためしがない。店番の姿さえ無い時がある。本のみが店にあふれている。古本屋は霞を食って生きているのか。 評者が古本屋を開いていた二十数年前は…...
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「本当にこの言葉でいいですか?」“赤字で直す人”ではない…校正者の仕事に学ぶ「先入観を排する」ことの面白さ

『文にあたる』(牟田都子 著)亜紀書房「校正者」が登場するドラマや小説が最近は増えている。机の前にじっと座ってページをめくる地味な作業。そればかりなのに、そう、ドラマティックな職業なのだ。 牟田都子さん…...
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「腰痛や出産の困難を引き起こす」それでも人間が二足歩行するのはなぜ? 共感や利他行動に注目した“面白い仮説”

『直立二足歩行の人類史 人間を生き残らせた出来の悪い足』(ジェレミー・デシルヴァ 著/赤根洋子 訳)文藝春秋「いかにして二足歩行がわれわれを人間たらしめたか」がテーマの一冊である。かのプラトンは、人間を…...
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「俺の車に乗れ」KKK本部で白頭巾を被ったメンバーに取り囲まれ…日本人女性記者が目の当たりにした“過酷な現実”

『アメリカ 分断の淵をゆく』(國枝すみれ 著)毎日新聞出版 よくできたロードムービーを観ているようだ。 とは言え、読者が目にするのは、グランドキャニオンやヨセミテ国立公園のような風光明媚な観光地ではない…...
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おかず一食200円、月2万円ずつ貯金して…専業主婦が節約して購入した“ヴィトンの財布”の行きつく先は

『財布は踊る』(原田ひ香 著)新潮社 専業主婦の「みづほ」は食費と日用品の予算月5万円の中から2万円を貯金している。1枚120円の鶏胸肉を唐揚げにし、2つで26円の卵と19円のもやしで炒め物を作り、1食…...
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IT社長を騙ってメールを送りつけ…コロナ禍で「授業もサークルもない」孤独な大学生が始めた“怪しいバイト”の正体

『嘘つきジェンガ』(辻村深月 著)文藝春秋 タイトルにある「ジェンガ」とは、長方体のブロックを、積み重ねた塔から1本ずつ抜き取って上に積み上げ、塔が倒れたら負けというあのゲームのこと。カバーの装画のモチ…...
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同情を必要とする女子生徒に同情しなかった女性教師…“びっくりするくらいドライ”な彼女が「失った大きなもの」とは

『キリンの首』(ユーディット・シャランスキー 著/細井直子 訳)河出書房新社 もう20年以上前になるが、私の知り合いのA氏が茨城県つくば市の研究所に就職した。しばらくしてA氏は結婚し、仕事も順調だったら…...
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転職先も決まっていないのに…「もうこんな会社にいたくない」28歳の女性が無謀な退職を決めたワケ

『たとえば、葡萄』(大島真寿美 著)小学館 会社を辞めたんだよね、と友人から報告されることが増えた。 安定したポジションを得てこれからという時になぜ? と疑問だったのだが、その答えが、大島真寿美の新作長…...
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自立した妻と母親の影に囚われた夫の淡泊な結婚…「覚えがありすぎる」“補食的な人間関係”とは

『彼女の思い出/逆さまの森』(J・D・サリンジャー 著/金原瑞人 訳)新潮社 まさかサリンジャーを読んだ後に、とにかく愚痴が言いたいから高校の友人に読んでほしいと切望するとは思わなかった。最後の〈逆さま…...
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亡き妻・亡き母の面影を重ね…新人従業員を「おかみさん」に仕立て上げるQ&Aとは 日常を侵食する“嘘の家族”の怖さ

『とんこつQ&A』(今村夏子 著)講談社 嘘や隠し事、あるいは作り話を日常に持ち込むとき、人の心はどのように動いているのだろう。 明確な悪意からではなく、むしろ、何かを求めたり守りたかったりする切実な思…...
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「子供のいる女性ばかりが優遇される」キャリアウーマンと子育てに追われる女性…“分かりあうための糸口”とは

『見つけたいのは、光。』(飛鳥井千砂 著)幻冬舎 先日、ガラガラのバスに生後4ヶ月の娘とベビーカーと共に乗車していたら、見知らぬ男性に突然「邪魔だから畳め」と怒鳴られ、ベビーカーを蹴られた。私と同じよう…...
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無断でバンコクへ旅立った妻…東京に置き去りにされた“暴力的な夫”が語る「お気楽な妻への批判」とは

『ブロッコリー・レボリューション』(岡田利規 著)新潮社 先日、授業で「岡田利規」の名を出した途端、大学生たちが激しく反応した。「要するに、自分らの現在地が分かるっつうか」 舞台『わたしは幾つものナラテ…...
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シーラカンスにダイオウイカ、ガンに有効な成分を持つ生物も? “最後の秘境”「深海」のロマンとポテンシャル

『深海学 深海底希少金属と死んだクジラの教え』(ヘレン・スケールズ 著/林裕美子 訳)築地書館 現代において、もはや地上のどこにも人間が足を踏み入れていない土地は存在しない。「秘境」と呼べる場所は、ただ…...
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探偵小説、怪談、学園恋愛もの…共通するのは“毒っぽさ”? 世界の複雑さに向き合う7つの短編集

『短篇七芒星』(舞城王太郎 著)講談社 著者の名前に、お、舞城王太郎か、と予備知識のある人も、聞きおぼえのない人も、小説の野蛮さと自由さを体感するには本短編集を一読されたし。収録される7つの短編は探偵小…...
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才能は「遺伝」と「環境」どちらによるものか? 女流棋士の“取り替え”計画に2人の子どもが抱いた違和感とは

『ぼくらに嘘がひとつだけ』(綾崎隼 著)文藝春秋 底辺に生きる女流棋士の独白。この小説は、将棋界の生々しい現実を読者に突きつけるところから始まる。 幼少時から将棋が得意だった朝比奈睦美は、一度は看護師と…...
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長年疎遠だった弟が亡くなっていたことを知った姉は…行方不明者の足跡を“残された側”から見つめる連作短編集

『残された人が編む物語』(桂望実 著)祥伝社 現在日本では、毎年約8万人も失踪者がいるという。その人たちのことをときどきぼんやりと思う。どんな事情があったのか。さらに、家族や友人が、あるいは自分が失踪し…...
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加害者の「責任」が消え、被害者の憎しみも消える…謎の巨大企業が開発した処理技術をめぐる物語

『CF』(吉村萬壱 著)徳間書店 奇怪でおぞましい、だが卓抜な設定の物語である。謎の巨大企業CFが開発した「トリノ」という処理技術は「罪」を犯した人間の「責任」を“無化”する。「ペルト加工」と「クレーメ…...
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最終話で人がつながり、物語がつながる…特別にはなれない“普通”の人々の苦悩を描いた連作短編集

大矢博子が『空をこえて七星(ななせ)のかなた』(加納朋子 著)集英社 1週間の曜日をタイトルにした連作短編集『月曜日の水玉模様』、虹をモチーフにした『レインレイン・ボウ』、小学校のPTAが舞台の『七人の…...
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「よく考えなさい」「読解力を付けなさい」よりマシな忠告をするために…テストの誤答に注目して気づいた“子育てのヒント”

『算数文章題が解けない子どもたち』(今井むつみ他 著)岩波書店 小学4年の娘が「1・50」を「いってんごじゅう」と読んだので「いってんごーぜろだよ」と間髪入れず指摘するといきなり「もういい」と泣き出した…...
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「国貞も国芳も、悔しがれ。見ていろ、北斎よ」異国の色「ぶるう」と出会った広重の“遅咲き人生”を描く長編小説

『広重ぶるう』(梶よう子 著)新潮社『ヨイ豊』で浮世絵の挽歌を描き、『北斎まんだら』で町絵師群像を描いた梶よう子が、三たび浮世絵の世界に挑んだ。それが本書『広重ぶるう』である。 その話に入る前に浮世絵の…...
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「平安時代は、現在の日本の日常とよく似ている」努力を怠れば簡単に没落してしまう、貴族たちの意外な“サバイバルの日々”

『平安貴族サバイバル』(木村朗子 著)笠間書院 平安貴族とサバイバル、一見、なかなか結び付かなそうなものである。が、平安時代を貴族として生きた人々の実際を知ったならば、確かに、彼らの人生は、過酷なサバイ…...
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加害者になってしまった息子、判決にショックを受ける父…現代社会を映し出す“不器用な愛の物語”

『夜の少年』(ローラン・プティマンジャン 著/松本百合子 訳)早川書房 6月にフランスの国民議会選挙が実施され、大統領与党が過半数割れした。驚きのひとつは急進右派の国民連合が躍進したことだ。 この国民連…...
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「オレ不器用だからさ」ドリフターズと同じ時代を過ごした放送作家が振り返る、いかりや長介の“最後の言葉”

『ドリフターズとその時代』(笹山敬輔 著)文春新書 ドリフターズに関しては、あれ程国民の記憶に残るのにキチンと語る人は居なかった。お子様向けであり分りやすいがゆえにそれ以上の解釈は必要としなかったのだろ…...
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「恋愛ってね、学歴と収入を持つ特権階級にしか許されてないんだよ」資本主義が“普通の人々の恋愛”に与える影響とは

『あなたのセックスが楽しくないのは資本主義のせいかもしれない』(クリステン・R・ゴドシー 著/高橋璃子 訳)河出書房新社 お金のために誰かを愛さなくていいとしたら。愛情や恋愛といったベールで経済格差が権…...
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「英雄とは、戴いた天に臆せず胸を張って生きる者だ」大切な人を喪っても…“義に生きる人々”を描く中国歴史長編

『戴天』(千葉ともこ 著)文藝春秋 唐国第六代皇帝、玄宗の時代。皇帝は楊貴妃を寵愛して政務を怠り、宰相の楊国忠(ようこくちゅう)ら佞臣(ねいしん)の専横で内政は腐敗をきわめていた。 天宝十載(751年)…...
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「死刑になりたかった」「行政に殺されたかった」と叫ぶ犯人たち…無差別殺人はなぜ起きるのか

『「死刑になりたくて、他人を殺しました」 無差別殺傷犯の論理』(インベカヲリ★ 著)イースト・プレス 日本の犯罪、とりわけ殺人事件を語る上において、死刑制度はけっして無視できないファクターである。なぜな…...
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自分の“普通”は他者にあてはまらない…社会に存在する“溝”を敏感に描く短篇集

『一心同体だった』(山内マリコ 著)光文社 昨年の秋、多摩映画祭の『あのこは貴族』の上映時に山内マリコさんと話す機会があった。山内さんは、『あのこは貴族』を書いた頃にまだ見えていなかったことを書いている…...
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余命半年の経営者に頼まれた自叙伝の“代筆” ゴーストライターを待ち受ける“とんでもない罠”とは…

『にごりの月に誘われ』(本城雅人 著)東京創元社 名目上の著者に代わって原稿を書く人をゴーストライターという。ぼくもときどき引き受ける。世の中にはそういう本がたくさんある。「協力:○○」なんて記されてい…...
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「尊重」「配慮」がひとり歩きする社会のしんどさを描く…芥川賞候補作

『N/A』(年森瑛 著)文藝春秋 主人公のまどかは高校2年生。生理が来るのが嫌で低体重でいる。周りの人間はそんなまどかを放っておかず「配慮」の言葉を投げかけてくる。それは「やさしさ」や「正しさ」から来て…...
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“賢太節”で綴られる、苛立ちや寂しさ…唯一無二の私小説作家、未完の大作

『雨滴は続く』(西村賢太 著)文藝春秋 賢太先生はもういない。そう思うと本の扉が重かったんだけど、読み出したらぐーっと引き込まれた。37歳の北町貫多は、私淑してきた不遇の作家・藤澤淸造の「歿後弟子」とし…...
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正しさでは間に合わない他者に、うなずくことができるか…ある家族の「地獄」を描いた物語

『くるまの娘』(宇佐見りん 著)河出書房新社 私は家族制度を否定している。否定しなければあの狭い家では生きていけなかった。私を育てた善良な人たちと、家族という名のもとにおかしくなった距離感を別のものとし…...
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ホームレスを看取るホスピス施設 「山谷のシンドラー」と呼ばれた男が追い求める“理想のケア”

『マイホーム山谷』(末並俊司 著)小学館「ガンジーでも助走つけて殴るレベル」なるネットスラングがある。それを捩(もじ)れば「マザー・テレサも家を出ていくレベル」の無謀な人、それが本書の主人公・山本雅基(…...
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急流の中から助け出された、全裸の女性は何者なのか…? 失われた“記憶”をめぐるミステリ

『柩のない埋葬』(方方 著/渡辺新一 訳)河出書房新社 わたしたちは何によってできているのだろう。ハードでいうなら、おおよそは水、それから蛋白質と脂質、ミネラルなど。ではソフトでいうと? 生まれ、育ち、…...
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「世界は不完全で常に欠陥を有し、永遠に打倒と再建が続く…」星間戦争に端を発する人々の苦悩を描くSF小説

『流浪蒼穹』(郝景芳 著/及川 茜・大久保洋子 訳)早川書房 カミュの『ペスト』が新型コロナウイルスの脅威に晒された現代に再発見されたように、すぐれた小説は予言的性格を持つ。星間戦争に端を発…...
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小説講座の人気講師に“体の関係”を持たされ…「誰もが加害者になり得る」セクシャルハラスメントの光景

『生皮 あるセクシャルハラスメントの光景』(井上荒野 著)朝日新聞出版「加害者にも善い部分はある」。なにか世の中を騒がせる事件が起きたとき、そういった情に基づいた報道がなされることは多い。 だがそれは、…...
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若い女性たちを食い物に…金と権力をもつ男たちが築き上げた社会構造の“実態”に迫る

『キャッチ・アンド・キル』(ローナン・ファロー 著/関美和 訳)文藝春秋「#MeToo」運動は、今から約4年半前、2017年10月に起きた。きっかけは、「ニューヨーク・タイムズ」紙と「ニューヨーカー」誌…...
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「私には、圧倒的な体験であった」亡き妻が残した50年前の日記と手紙、短歌…青春の答えを探す“時間旅行”

『あの胸が岬のように遠かった』(永田和宏 著)新潮社 亡き妻が遺した日記と手紙。もし、あなたがそれを見つけたなら、あなたは何を求めてその秘密に手を伸ばすだろうか。 本書においては、その日記と手紙を遺した…...
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稲垣足穂、三島由紀夫、ダ・ヴィンチ…古今東西の死者たちが繰り広げる“言葉と想念のパノラマ”

『原郷の森』(横尾忠則 著)文藝春秋 本書を読んだ後で私は、国分寺崖線の下、野川沿いにある世田谷ビジターセンターを訪れた。この辺りが「あっち」につながっているらしい。あっちがこっちに来るのかこっちがあっ…...
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母親になって“後悔”している女性たち…彼女らが抱く「子どもに対する感情」とは

鴻巣友季子が『母親になって後悔してる』(オルナ・ドーナト 著/鹿田昌美 訳)新潮社 子どもを産むか産まないか、いつ、何人産むか。現代では、産む本人の意思というのが最重要視されている。すでに四半世紀前に…...
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こんなにも生きることが困難な時代だからこそ…臨床心理士が抱く「こころ」をめぐる“危機感”とは

『なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない』(東畑開人 著)新潮社 精神科医が開業するクリニックは、全国でそれほど珍しくなくなった。不眠や気分が落ち込むという理由で受診し投薬を受けるひとたちも、増…...
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「私はCGを評価しない」ハリウッド映画の制作現場で働く女性たち、新旧世代の“せめぎあい”

『スタッフロール』(深緑野分 著)文藝春秋 映画のエンディングで延々と流れるスタッフロールをあなたは最後まで見届けるだろうか。正直、私を含め、そそくさと席を立つ人が多い気がする。 しかし、そこに名前が記…...
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