1 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2016/07/01(金) 19:13:30 ID:1bfcR2jI0うにゅほと過ごす毎日を日記形式で綴っていきます ヤシロヤ──「うにゅほとの生活」保管庫http://neargarden.web.fc2.com/495 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2022/11/16(水) 18:35:09 ID:ereDgOx202022年11月1日(火)ふと、カレンダーを見る。「──もしかして、十一月じゃない?」「そだよ?」「マジか」「まじ」時間の流れが早すぎる。「今年もあと二ヶ月じゃないか……」「はやいねえ」「来年は、もう、令和五年だろ。令和に入って四年経ってるのすごいよな」「つぎのねんごう、なんだろうってはなしてたの、ちょっとまえのきーする……」「amazarashiが令和二年を歌ってたの、普通に二年前だからな……」「はやい」「──…………」この四年間に想いを馳せる。「……令和に入って、ろくなことないな」うにゅほが、目をぱちくりさせる。「そかな」「そうだろ。コロナだの、戦争だの、酷暑だの、不況だの……」「でも、わたし、しあわせだよ?」「……あー」理解する。俺は、マクロな視点で令和を評価した。だが、うにゅほは、自分の目の届く世界を幸福だと評したのだ。「まあ、そうだな。俺も幸せだよ」「ね」令和に入って、ずっと、漠然とした不安があった。どこかで誰かが苦しんでいて、それが自分にまで波及するのではないかという危惧があった。結果論にはなるが、俺たちには、まだ何も起こっていない。不安だったのは、情報が過剰だから。うにゅほは、テレビくらいでしか世情を仕入れない。それくらいのほうが、QOLは高くなるのかもしれなかった。「?」考え事をする俺の顔を見て、うにゅほが小首をかしげる。「幸せについて考えてた」「そか」「……幸せだ…
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うにゅほとの生活を書き連ねた日記が十年と十一ヶ月半分たまった(2022年11月前半)
