うにゅほとの生活を書き連ねた日記が十年と七ヶ月分たまった(2022年6月後半)

thumbnail image1 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2016/07/01(金) 19:13:30 ID:1bfcR2jI0うにゅほと過ごす毎日を日記形式で綴っていきます ヤシロヤ──「うにゅほとの生活」保管庫http://neargarden.web.fc2.com/348 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2022/07/01(金) 20:33:28 ID:1JiktlA202022年6月16日(木)目蓋を薄く開き、ゆっくりと身を起こす。面白い夢を見ていた気がする。「──気がするんだ」「どんなゆめ?」「気がするだけだから、さっぱり思い出せない」「そなんだ……」「ただ、断片的にイメージだけは残ってる」「ききたい」「桜の花が巻き付いた棒」「ぼう」「厳しい教官」「きょうかん……」「家の前の公園」「こうえん」「以上だ」「どんなゆめだったんだろう……」「さあ……」夢の記憶は、二度と取り戻すことができない。そう考えると貴重なもののような気もしてくるから不思議だ。「逆に、この断片から物語を復元してみよう」「ぎゃくに」「まず、舞台は家の前の公園でいいだろ」「そだね」「登場人物は、俺と、厳しい教官だ」「ほかには?」「××も入る?」「はいる!」「じゃあ、俺と、××と、厳しい教官の三人にしよう」「うん」「問題は、桜の花が巻き付いた棒だよな……」「きれいなぼう」「教官がいるってことは、この棒で棒術の訓練でもしてたのかな」「まほうかも」「魔法」「まほうのぼう」「魔法少女的な」「うん」「まあ、ファンシーな棒ではあるよな……」「わたしと、◯◯が、まほうをおしえてもらってるかんじ」「どんな魔法がいい?」「うーと」しばし思案し、うにゅほが答える。「さくらのぼうだし、はなをさかす」「花咲か爺さんみたいな」「そう」「まとめると、家の前の公園で、俺と××が、魔法の教官に、花を咲かせる魔法の訓…

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