ゼロコロナで家業を奪われた挙句、日銭の宅配ライダーも自宅封鎖なら不可能になるから野宿だとさ。 ゼロコロナで倒産 出稼ぎ出るも…中国経済の今後「不動産規制が足かせに」専門家解説 10/18(火) 23:30配信 テレビ朝日系(ANN) 中国で、18日に発表されるはずだった7~9月期のGDP=国内総生産の発表が、急きょ、延期となりました。 ゼロコロナ政策に伴うロックダウンなどの影響で、GDPも落ち込み、中国政府が年間目標に掲げた5.5%前後のプラス達成は厳しい見通しでした。中国国家統計局は、発表延期の理由を説明していません。習近平総書記が、異例の3期目続投を目指す敏感な時期であることを配慮した可能性が取りざたされています。 ゼロコロナ政策に翻弄されながら、もがき続けている人たちがいます。 中国でも、いまや不可欠な存在となった宅配ライダー。そのほとんどが、地方からの出稼ぎ労働者です。劉さん(37)も、その1人。家族で営んでいたマッサージ店は、コロナ対策による営業規制で倒産しました。妻や息子と離れ、北京で出稼ぎを続けています。 宅配ライダー・劉威さん:「早起きして夜は9時まで。1日70~80件、配達している。結構、いい収入になりますよ」 宅配ライダーは、特別な資格は不要で、一般的な出稼ぎに比べたら収入も多く、体力のある若者に人気の仕事です。ところが、活気づいていたこの市場もゼロコロナ政策の影響にさらされます。 ロックダウンされた上海の映像です。働かなければ収入の途絶える宅配ライダーが、橋の下で野宿を続けていました。家に戻れば、外出できなくなる恐れがあるからです。 宅配ライダー:「多いときは、ここに50~60人いた」 劉さんは、家賃7万5000円の部屋で、共同生活を送っています。全員、出稼ぎの宅配ライダーです。生まれや年齢、過去の境遇も異なりますが、目標は1つ、お金を稼いで家族の元に…
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