[5/5] ダウ平均株価546ドル高 地銀株は+81%暴騰

米国株式市場は、好決算を発表したアップルや堅調な労働市場を示す米雇用統計を受けて、ダウ工業株30種の上昇率が1月6日以降で最大となった。 アップルの株価は4%以上上昇し、昨年11月以降で最大の上昇率を記録した。アップルは第2四半期決算で、売上高と利益が市場予想を上回った。 また、経済の先行き不透明感や家電業界の不振にもかかわらず、iPhoneの販売が増加したほか、比較的新しい市場で売り上げが好調だったため、市場からの注目を集めた。 米地銀の株価回復も追い風となった。中堅銀行ファースト・リパブリック銀行の破綻をきっかけに急落していたが、売られ過ぎとの見方が広がり、パックウエスト・バンコープは81.7%、ウエスタン・アライアンス・バンコープは49.2%それぞれ上昇した。KBW地域銀行指数は4.7%高となった。 米労働省が5日発表した4月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は25万3000人増加し、エコノミストの予想を大幅に上回った。失業率も53年ぶりの低水準となる3.4%に改善し、労働市場が強さを維持していることが示された。 これを受け、米連邦準備理事会(FRB)は当面、利上げを継続する可能性があるとの見方が広がっている。 投資家の不安心理の度合いを示すボラティリティー・インデックス(VIX)は、3月16日以来となる大幅低下を記録した。 週間ではダウとS&P総合500種が下落したが、ナスダック総合は辛うじてプラスを維持した。アップルが他のハイテク株の上昇を牽引し、S&P主要11セクター全てが上昇した。 米取引所の合算出来高は105億7000万株で、直近20営業日の平均は107億株だった。ニューヨーク証券取引所では、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を4.95対1の比率で上回った。一方、ナスダックでは、2.75対1で値上がり銘柄数が多かったと報じられている。 ダ…

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