米軍は志願制度により、人材募集方法に苦しんでいるものの、全力で取り組み、人材確保ができる処遇やサポートを積み上げ、成果を出していることが明らかになっている。 そのカギとなる米軍のバックアップ、サポートを担う非営利・非政府団体USO(United Service Organizations、米国慰問協会)を取材した。 このUSOは、入隊から、その後、軍を離れて一般のコミュニティーに戻るまでの間、軍人に寄り添いサポートするために設立された組織であり、大戦中の1941年に遠く家族から離れて戦う兵士たちを慰問する目的でつくられた。 在日米軍の軍人は家族と居住する場合もあるが、単身赴任のセクションもある。家族のいない生活は、短期間の赴任といえども不自由だが、USOが提供するサービスは充実している。 米軍には軍人として働きながら、大学や専門機関の教育を受けられる制度が充実しており、一定の条件をクリアすれば、奨学金が出る。そのため、軍人として働きながら、次のスキルアップを目指す者も珍しくない。 USOセンターには、家庭にあるような快適なゆったりしたソファや高解像度テレビが置かれたリラックスルームの他、各種ボードゲーム、ビリヤード台、ゲーム機などが設置されている。Netflix、Huluも映画鑑賞室やテレビで自由に鑑賞できる。PS5、Xbox360、Xbox One、Wii Uといった人気ゲーム機とソフトが多数あり、無料で使える。 USOセンターで提供されるサービスは、自衛隊とは比較にならないほど充実しており、その差が明らかになっている。自衛隊では、食堂でパンを多めに食べると懲戒となる一方、在日米軍では、コーヒー、お茶、ソフトドリンク、スナック類が無料で提供されている。 自衛隊には、米軍のような充実したサポートシステムや豪華な設備はないため、自衛隊員たちは不便な環境での勤務になる。 例えば…このサイトの記事を見る
在日米軍基地の豪華設備の数々が日本の自衛隊とは比較にならないレベルだと話題に
