会長辞任というだけでこの大暴落。不動産会社の経営陣が一斉逃亡する準備と思われたか。 中国不動産大手の龍湖株、香港で一時45%安-会長辞任で懸念拡大 10/31(月) 11:59配信 Bloomberg (ブルームバーグ): 31日の香港株式市場で、中国不動産開発大手の龍湖集団が一時45%安と、上場後で最大の下落率を記録した。中国の不動産危機が深刻化する中、長らく経営のかじ取り役だった呉亜軍会長が辞任した。 龍湖株は一時、2011年以来の安値を更新。同業の不動産開発銘柄にも下げが広がっている。龍湖のドル建て債も大きく値下がり。ブルームバーグがまとめたデータによると、2028年償還債(表面利率4.5%)は香港時間午前11時4分(日本時間午後0時4分)現在、額面1ドル当たり17.7セントと、14.9セント下落している。 龍湖は香港取引所への届け出で、呉会長(58)の辞任は健康と年齢が理由だと説明した。 エッセンス・インターナショナル・ファイナンシャル・ホールディングスのアナリスト、スティーブ・ウォン氏は「龍湖にとって間違いなくマイナス材料だ」と指摘。「理由が何であれ、不動産危機のさなかに会長が突然辞めるのは不可解だ。状況を踏まえて呉氏は自らができることはほとんどないと認識したのだろう。今年の債務返済は解決したとしても、龍湖にとって来年も非常に困難な1年となりそうだ」と述べた。 龍湖は届け出で、呉会長の辞任は業務の制度化戦略を反映したものだとし、呉氏のファミリーオフィスの不動産業界に対する「楽観的な見方は揺るがない」と指摘した。龍湖の場合、年内に返済期限を迎える債務はない。ブルームバーグ・インテリジェンスのクリスティー・フン、リサ・チョウ両アナリストは、呉会長の辞任による同社業務への影響は限定的にとどまるかもしれないと分析した。 ブルームバーグ・ビリオネア指数によれば、呉氏の純資産…
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