【展覧会レポート】「イラストレーター 安西水丸展」千葉県佐倉市美術館で開催千葉県にゆかりのある『イラストレーター 安西水丸展』イラストレーションを始め、漫画や小説、エッセイや絵本など、様々なジャンルで活躍されたイラストレーターの安西水丸さん。彼の幼少期から晩年(1942年- 2014年)までの歩んだ軌跡を、500点以上の原画や関連資料で紹介する展覧会『イラストレーター 安西水丸展』が、千葉県佐倉市立美術館で、2022年8月6日(土)~9月25日(日)まで開催中。安西さんの創作の原風景が「南房総・千倉」の自然の数々安西さんは、幼少期から中学校卒業前の時期を、母の郷里である千葉県千倉町(現・南房総市千倉町)で過ごしました。彼の作品には “水平線” が多用されるなど、千倉の海や山の自然が創作の原風景であり、作品の随所に千倉の面影を見ることができます。そして、この『イラストレーター 安西水丸展』が “千葉県内初” の本格的な安西さんの展覧会。余談ですが、私も、誕生年から中学卒業までの約15年間、毎年夏休みの30日間は母の郷里である千葉県館山市(南房総市の隣)で過ごしたため、私の原風景も千葉県の南端の南房総の自然であり、勝手に親近感を抱いていたので、先日、妻と展覧会に行って来ました。千葉県佐倉市は、風情豊かな佐倉藩の旧城下町千葉県北西部在住なので、佐倉市は比較的近い場所。街並みは佐倉藩の城下町の名残があって、レトロな郵便ポストは「佐倉」にちなんで「桜」のイラストが施されていました。佐倉市立美術館(4階建て)は、旧城下町の中心にあり、外見は「カタツムリ」に似ていると愛されており…写真の正面のエントランス部分は、1918年(大正7年)に「旧川崎銀行佐倉支店」として建設され現在に至っています。展覧会は、大きく三部構成展覧会の内容…
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