文春オンライン 無抵抗な被害者たちの頸動脈を次々切断…銀行支店長一家をめぐる北の小さな町の未解決事件 太平洋戦争の敗戦から朝鮮戦争が起きるまでの約5年間は食糧を筆頭に物資不足が深刻で人心も荒廃。犯罪が頻発し、凶悪事件も多かった。 1950年4月に北海道北部の小さな街の銀行支店で起きた強盗殺人事件は、幼…... 2023.01.01 文春オンライン
文春オンライン 薬物に“日本刀”で幼児含む被害者を次々殺害、町の歴史にも記述はあまりに少なく…「拓銀支店6人殺し」と消えた犯人 被害者6人は全員抵抗した様子はなく、鋭利な日本刀のような刃物で頸動脈や静脈を切断されて死亡した1950年の「拓銀支店6人殺し」事件。北海道北部の小さな街の銀行支店で起きた強盗殺人事件は、幼児を含む犠牲…... 2023.01.01 文春オンライン
文春オンライン 「いろいろお世話になっております。私は例のピストル強盗ですが…」警視庁に届いた手紙と“日本初の劇場型犯罪”を起こした男 東京、神奈川、京都、大阪、兵庫を股にかけ、ピストルと短刀を武器に強盗に押し入り、警官を含む3人を殺害。さらに警察に“挑戦状”を送り付け、中国大陸に渡って強盗を犯す……。「ピス健事件」は、いまから100…... 2022.12.18 文春オンライン
文春オンライン 小学校教諭を射殺、警官を短刀で刺し殺し…「凶悪で冷酷なピストル強盗」と犯罪史上に残る“劇場型犯罪” この事件は、いま起きてもメディアが大騒ぎすることは間違いない。銃器を使った広域犯罪はいまでも多くないが、いまから100年近く前、東京、神奈川、京都、大阪、兵庫を股にかけ、ピストルと短刀を武器に強盗に押…... 2022.12.18 文春オンライン
文春オンライン 一家4人全員が「死刑」から一転…当主を惨殺したのは誰か?100年前の “冤罪”事件が残したもの 新潟県の農家で1914年の年末、当主が惨殺された事件。妻、長男、次男、義母の4人が起訴されることになった。取り調べに対し、長男と次男がそれぞれ犯行を自供するも、その内容は異なっており、しかも両人とも裁…... 2022.11.27 文春オンライン
文春オンライン 「鮮血が地面に流れ、壁には血の飛沫が…」年末に起きた“ある殺人”…なぜ一家4人に死刑判決が下されたのか? 冤罪事件はいまも絶えない。しかし、明治、大正、昭和戦前までは人権感覚がいまとは比べものにならないくらい乏しく、捜査で拷問や脅迫、強制なども行われ、多くの問題が生じた。今回取り上げるのも冤罪の疑いが濃い…... 2022.11.27 文春オンライン
文春オンライン 裁判長の前には血痕の付着した凶器50~60本が…「日本最大の喧嘩」をめぐる裁判で起こったこと 現在の横浜市鶴見区で起きた1925年の鶴見騒擾事件。中田峯四郎、松尾嘉右衛門ら工事請負業者たちの対立が激化した結果、約1400人が「赤組」「白組」に分かれてピストルや日本刀などを振るい、入り乱れての市…... 2022.11.06 文春オンライン
文春オンライン 1400人が市街戦で血の雨が…日本刀、ピストルが大量に押収された「日本最大級の大喧嘩」とは何だったのか? ヤクザ映画の「出入り」(喧嘩=けんか)は規模も迫力もすさまじいが、それを地で行くように、約1400人が「赤組」「白組」に分かれてピストルや日本刀などを振るい、入り乱れての市街戦を展開。100人以上の死…... 2022.11.06 文春オンライン
文春オンライン 「10年以上も同棲している女があるにもかかわらず、恋愛関係に入るとは…」大正の『スター』をめぐる四角関係と“金の切れ目” アナーキズムを掲げて「思想の世界」で注目を集めた大杉栄が愛人に刺された1916年の日蔭茶屋事件。大杉は“自由恋愛”を標榜して妻・保子のほかに神近市子、さらに辻潤の妻の野枝とも関係を持ち、四角関係にあっ…... 2022.10.16 文春オンライン
文春オンライン 大正の『スター』が愛人に刺され…妻、愛人2人の四角関係と“自由恋愛”の果て 最近、アナーキズムにあらためて関心が高まっている。混迷の時代の反映なのか、関連書籍が出版され、今回の事件の関係者である伊藤野枝を主人公にしたテレビドラマが放映されて注目された。 取り上げるのは、そのア…... 2022.10.16 文春オンライン
文春オンライン 「多くの人を殺した責任は感じません。私は人を殺すために生まれてきた」大量殺人事件“真犯人”の応答と100年残った謎 現在の東京都目黒区で起こった1925年の女優一家3人殺し事件。容疑者として起訴されたのは田宮頼太郎という男だったが、自白以外に確たる証拠もないまま、彼は病で獄死してしまう。 いよいよ捜査が行き詰まった…... 2022.10.02 文春オンライン
文春オンライン 「許してくれ」と気味悪い寝言が…“日活元スター”女優一家殺しと“罪を自白”して獄死した男 複数の人間が殺害される事件は、最近の自暴自棄的な無差別殺傷事件を除けば、かなりまれだといえる。対して、いまから100年前のころには、発生した地名などを冠した「3人殺し」や「4人殺し」「5人殺し」が起き…... 2022.10.02 文春オンライン
文春オンライン 「彼らの一匹や二匹は殺したって…」ロシア船襲撃日本人“海賊”…「国士」の虚像を背負った男の末路 武装した日本人集団が外国まで出かけて外国船を襲撃。物資を奪ったうえ、乗組員を殺害するという前代未聞の出来事がいまからちょうど100年前に起きていた。背景にはロシア革命とそれに伴う日本のシベリア出兵、そ…... 2022.09.04 文春オンライン
文春オンライン ロシア船に乗り込み「船長以下11人をみな殺し」した日本人“海賊”とソビエト・パルチザンの虐殺事件 「海賊」といえば、いまもアフリカ・ソマリア沖などに時折現れているが、武装した日本人集団が外国まで出かけて外国船を襲撃。物資を奪ったうえ、乗組員を殺害するという前代未聞の出来事がいまからちょうど100年前…... 2022.09.04 文春オンライン
文春オンライン 東京の海辺で目とノドをえぐられた若い女性の惨殺死体…浮上した“前科4犯の男”と“疑惑の自供”――2022年上半期BEST5 2022年上半期(1月~6月)、文春オンラインで反響の大きかった記事ベスト5を発表します。裁判部門の第3位は、こちら!(初公開日 2022年5月22日)。* * * いまも昔も事件は数限りなくある。…... 2022.08.20 文春オンライン
文春オンライン 「91人の少女を姦し、そのうち数十名の少女を殺害」!?日本犯罪史上に残る“連続少女殺人鬼”はなぜ生まれたのか? 日本犯罪史上に残る連続少女暴行殺人事件、「吹上佐太郎事件」。逮捕された「犯人」吹上佐太郎は刑事部屋で報道陣を前にビールを飲みながら語り、 これまで少女を強姦すること九十余名に達するというが、殺すか殺さ…... 2022.07.24 文春オンライン
文春オンライン 「殺すか殺さないかの分かれ目は、相手が自分の言うままになって楽しませてくれるかどうか」空前の連続少女暴行殺人“吹上佐太郎事件”とは 大正事件史をひもとくとき、必ず登場する。それが今回の吹上佐太郎事件だ。「少女殺人鬼」「稀代の淫殺魔」「残虐性淫楽犯」……。当時のメディアが彼に付けた肩書は数多い。「7歳にして盗みと女とを知り、36歳の…... 2022.07.24 文春オンライン
文春オンライン 「何しろ遺体がひどく腐敗していたので…」20代京都帝大卒エリート愛人に“女性4人殺害”をかぶせた47歳女性の心象 47歳の女性・平松小笛と、17歳、5歳、3歳になる彼女の養女と知人の子の遺体が発見された1926年の「小笛事件」。逮捕されたのは、交際相手だった廣川條太郎という20代の会社員だった――。◆◆◆ 廣川の…... 2022.07.03 文春オンライン
文春オンライン 17歳、5歳、3歳、養女と知人の子を殺し…犯罪史上に残る“異様さ”「京都帝大農学部前4人殺し」 今回の事件は、大正時代に限らず、日本の犯罪史上、空前の異様な事件といえるかもしれない。大正最後の年となった1926年の6月、京都市で女性2人、女児2人の死体が発見され、当初は他殺として容疑者の男性も逮…... 2022.07.03 文春オンライン
文春オンライン 「彼のごときは速やかに葬らなければならない」“資産15億4000万の男”をバラバラにしたエリート官僚の“義憤” 日本犯罪史上初のバラバラ殺人事件とされる「鈴辨殺し」。新潟・信濃川で、トランクに入れられた胴体だけの死体が発見されたこの事件の全貌は、エリート官僚である「犯人」山田憲と「共犯者」2人の取り調べから次第…... 2022.06.12 文春オンライン
文春オンライン 首と足を切り取られた胴体だけの死体がトランクに…信濃川で発見された日本犯罪史上初のバラバラ殺人 今回取り上げる「鈴辨(弁)殺し」(1919年)は「山憲事件」や「信濃川バラバラ事件」とも呼ばれる。当時大々的に報道されて社会問題となり、大正時代を代表する事件の1つとされる。 中身を見ていくと、猟奇的…... 2022.06.12 文春オンライン
文春オンライン 東京の海辺で目とノドをえぐられた若い女性の惨殺死体…浮上した“前科4犯の男”と“疑惑の自供” いまも昔も事件は数限りなくある。しかし、殺人事件の真犯人と名乗り出て無罪判決を受け「自分がやったことは間違いない」と抗議して控訴。有罪の死刑判決にうれし涙を流した被告はほかに例がないだろう。 逆に、当…... 2022.05.22 文春オンライン
文春オンライン “砂風呂の淫奔美人”殺害事件で自首した殺人、強盗、女性暴行計40件余りの男…浮かび上がる「拷問の責任」 東京の湾岸・鈴ヶ森で目とノドをえぐられた若い女性の惨殺死体が発見された“鈴ヶ森のお春殺し”。容疑者が犯行を自供したものの、彼は公判で「自供は拷問されたからだ」と暴露。そんな中で、もうひとりの容疑者が浮…... 2022.05.22 文春オンライン
文春オンライン 「殺人犯は二十歳の青年」駆けつけた警官を“電殺”…死刑判決を受けた彼が裁判で気づけなかった「重要な質問」 窃盗犯を逮捕しようとして出動した警察官が、犯人の仕込んでいた電線の仕掛けにかかって感電死した亀戸警官電殺事件。当初は簡単に解決するとみられた事件だが、捜査は行き詰まっていった。 そんな中、ようやく捜査…... 2022.05.01 文春オンライン
文春オンライン 行ってないのに「名古屋に急行」!? 警官“電殺”事件であり得ない虚報が続々と生まれた理由 感電事故というのもあまり聞かなくなった。漏電防止など技術面が進歩したこともあるだろう。 今回の事件はいまから100年以上前、大正に入って間もないころ、窃盗事件の通報を受けて現場に駆け付けた警察官が、路…... 2022.05.01 文春オンライン