うにゅほとの生活を書き連ねた日記が十一年分たまった(2022年11月後半)

thumbnail image1 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2016/07/01(金) 19:13:30 ID:1bfcR2jI0うにゅほと過ごす毎日を日記形式で綴っていきます ヤシロヤ──「うにゅほとの生活」保管庫http://neargarden.web.fc2.com/511 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2022/12/01(木) 21:37:43 ID:OV5/RKsI02022年11月16日(水)座椅子に深く腰掛けたまま、うにゅほが今日も読書をしている。邪魔をしてはいけない。そう思いつつ、時折後ろを振り返っていると、うにゅほが裸足の両足を擦り合わせていることに気が付いた。寒いのかな。だが、うにゅほは俺に似て靴下嫌いである。あの締め付けられる感じが窮屈で、苦手らしい。とてもわかる。ならば、と思いつく。締め付けのない大きな靴下であれば、うにゅほも履いてくれるかもしれない。そう考えて箪笥を漁ると、足の大きな俺ですらゆるゆるの、厚手の靴下が見つかった。うにゅほの足下に膝をつき、その右足に靴下をかぶせる。「?」うにゅほが、文庫本から顔を上げる。「くつした?」「足、冷たいだろ」「つめたいけど……」「わかってる。靴下、あんまり履きたくないんだよな」「うん……」「よく見たまえ。これ以上ないほどぶかぶかだろ」うにゅほが目をまるくする。「ほんとだ」「これなら締め付けられないし、××でも気に入ると思ったんだけど」「いいかも……!」「しばらく履いててごらん」「うん、ありがと」うにゅほが機嫌良く読書に戻っていく。しばしして、うにゅほがのそのそと立ち上がった。「といれー」不要な宣言と共に歩き出し、「わ」軽く足を滑らせた。なんとか体勢を整え、ほっと息を吐く。「大丈夫か?」「うん。でも──」足下を見る。靴下が脱げていた。「大きすぎたか……」「うん……」俺にも大きい靴下だからなあ…

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