うにゅほとの生活を書き連ねた日記が十年と十一ヶ月分たまった(2022年10月後半)

thumbnail image1 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2016/07/01(金) 19:13:30 ID:1bfcR2jI0うにゅほと過ごす毎日を日記形式で綴っていきます ヤシロヤ──「うにゅほとの生活」保管庫http://neargarden.web.fc2.com/478 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2022/11/01(火) 21:45:32 ID:xBulAYak02022年10月16日(日)「──んッ、……あー……!」ベッドから這い出て、思いきり伸びをする。熱は、すっかり下がっていた。「よし、××! 今日は出掛けるぞ!」「からだ、だいじょぶ?」「大丈夫。全身痛いけど、それはずっと寝てたからだし」「よかったー……」うにゅほが、ほにゃりと笑みを浮かべる。心配してくれてたもんな。「よーしよし、なんでも買ってやるからなー」「うぶぶぶ」うにゅほのほっぺたを両手で挟んでうりうりしながら時刻を確認する。午前十時。今から動けば、なんだってできる。「行きたい場所、ある?」「うーと」しばし思案し、うにゅほが誤魔化すように笑う。「かんがえてなかった……」「考えとけって言ったのに……」「ごめんなさい」「××に冬服プレゼントしようと思ってたんだけど、どうする?」「うれしいけど、ケースはいらないよ……」「そうだけど」「ふく、いいかな。たくさんあるもん」「そうか……」予定がいきなり頓挫した。「じゃあ、欲しいものは?」「うと」さらに思案し、困ったように笑う。「おもいつかないかも……」「──…………」困った。行きたい場所も、欲しいものもないとなれば、俺はどうすればいいのだろう。「せ、せめて、食べたいもの! なんか食べに行こう!」「あ、たべたいものあるよ」「なんだ、なんでもいいぞ。一緒に食べに行こう」「らーめん」「ラーメン……」「だめ?」「駄目、ではないけど」いちおう、誕生日…

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