今年の予測値では既に台湾に追い越されたらしい。 【コラム】韓国、日本に追いつく間に台湾に追い越される危機(1) 10/27(木) 10:08配信 中央日報日本語版 世界的なドル高が思いがけないプレゼント(?)を抱かせた。韓日経済逆転の夢だ。国際通貨基金(IMF)は今月発表した「世界経済見通し報告書」で今年の1人当たり国内総生産(GDP)を韓国が3万3592ドル、日本が3万4358ドルと予想した。わずか766ドルの差だ。 IMFが集計した昨年の韓国と日本の1人当たりGDPは韓国が3万5004ドル、日本が3万9301ドルで格差は4297ドルだった。その差が1年で3500ドルも狭まった。現在150円台に迫る対ドル円相場がさらに下がれば史上初めて韓日の名目1人当たりGDPの逆転が現実化するかもしれない。 しかしこうした逆転ドラマをただ楽しむには状況は良くない。われわれが統制することはできない外部経済変数のために起きた結果であるためだ。今年に入り対ドルでウォンは20%下落したが円は30%も落ち、両国のドル換算GDP格差が大きく狭まった。韓国がよくやったためというよりは日本がよくできなかったという話だ。 その上世界経済全体で見れば韓国はそれまでの地位を守ることも容易でない。昨年韓国は1人当たり国民所得(GNI)でイタリアに再び抜かされた。2020年のコロナ禍でG7のイタリアを抜いたと歓呼してからわずか1年だ。1人当たり名目GDPでも韓国が日本に追いつく間に台湾がいつのまにか韓国を追い越す勢いだ。 … 堅固な財政のため円の急落でも日本で通貨危機や金融危機を心配する雰囲気は見当たらない。一部で「日本発のアジア通貨危機」の可能性が議論されるが、国際金融界では日本よりも韓国を心配しているところだ。ブルームバーグはフィリピンのペソとともにウォンがアジアの通貨で最も弱いと診断したりもした。景気が鈍…
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