1 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2016/07/01(金) 19:13:30 ID:1bfcR2jI0うにゅほと過ごす毎日を日記形式で綴っていきます ヤシロヤ──「うにゅほとの生活」保管庫http://neargarden.web.fc2.com/67 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2024/05/01(水) 18:57:15 ID:jWbuw45602024年4月16日(火)「──…………」じ。しばし天井の隅を見つめる。次はデスクの下を覗き込み、さらに本棚を見上げた。「?」そうしていると、うにゅほが俺の顔を覗き込んだ。「どしたの?」「んー……」「なんか、さがしてるの?」「……まだちゃんと確認はしてないし、確信もないけど、小さな虫がいる気がする」「え」うにゅほが警戒態勢を取る。「むしいるの?」「さっき、一瞬だけ視界を横切ったような……」「──…………」周囲をぐるりと見渡したあと、うにゅほが肩を落として言った。「ちいちゃいむし、みつからないよね……」「そうなんだよ。探しても絶対に見つからない。たまたま出てきて視界に入るのを待つしかない」「きんちょーる、きんちょーる」「まだ、いるかわからないぞ」「そなの?」「見た気がするだけ」「きー……」「なんなら飛蚊症のせいかもしれないし」「でも、まどあけてたし……」「……そうだな」キンチョールの缶を握り締めながら、うにゅほが俺の膝に腰を下ろす。「みつけたら、いってね」「わかった」「わたしも、がんばるから」夕食を終え、入浴を済ませ、くつろぎの時間を迎えても、虫は姿を現さなかった。いつの間にかうにゅほも、キンチョールの缶をデスクの上に置きっぱなしにしている。油断大敵という言葉はあるが、虫は一向に姿を現さなかった。本当に見間違いだったのかもしれない。それならそれで、まあいいけど。続きを読む…
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