1 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2016/07/01(金) 19:13:30 ID:1bfcR2jI0うにゅほと過ごす毎日を日記形式で綴っていきます ヤシロヤ──「うにゅほとの生活」保管庫http://neargarden.web.fc2.com/51 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2024/04/16(火) 23:32:23 ID:sk13IQc602024年4月1日(月)「◯◯……」午後のけだるい時間を過ごしていると、うにゅほが自室に戻ってきた。どこか悲しげに目を伏せている。「どしたー?」「となりのおばさん、しんじゃったって……」「えっ」ほんの一瞬、エイプリルフールという単語が脳裏をよぎる。だが、うにゅほがそんな不謹慎な嘘をつくはずがない。「……そっか」「うん……」「何歳だっけ。おばさんって呼んでたけど、とっくにお婆さんだよな」「うーとね。きゅうじゅうななさい、だって」「大往生か」「そだね……」祖母と仲の良い人で、当時はよく家に遊びに来ていた。祖母が亡くなってからは縁遠くなってしまい、顔を見ることも少なくなっていたっけ。「××は、なんか思い出とかある?」「あるよ」「へえー、どんなの?」「はたけのおせわとかしてたら、ジュースとか、おかしとか、たまにくれた」「そうなんだ。俺はもう、年単位で挨拶もしてなかったな……」「そか……」「いろんな人が、どんどん死んでいくな」「……うん」人は、いつか死ぬ。弟ががんになってから、よくそんなことを考える。俺も死ぬだろう。うにゅほも死ぬのだろう。だが、死ぬまでは生きるのだ。死ぬまでの時間が長かろうと、短かろうと、自分の思うように生きることのできる自分でありたいと思う。「××」「ん」「豆腐プリン、作るか。今日はココア混ぜよう」「……うん、いいね」純ココアをたらふく突っ込んだ豆腐プリンは、ガトーショコラ…
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